こんにちは!カズッキーです。
230期の初中級クラスのテーマは「ストロークを回転をかけて打とう」です。
なぜ回転をかけて打つことが必要なのか。をこの記事で説明したいと思います。
硬式テニスのボールは飛びやすい?
あなたにとってテニスコートは広いですか?狭いですか?
人によって感じ方の違いはあると思いますが、ラケットでボールを打つという事に関しては狭さを感じると思います。
実際に体の未熟な小学生でもある程度打てれば大人と同じようにボールをコートのはるか後方に飛ばすことができます。
なので昨今のジュニアのレッスンはplay&stayという事で普通のボールより飛びが抑えられたボールを使います。
飛ばないボールを使うことでラリーが続くようになります。
このボールが存在するという事は硬式テニスのボールは飛びやすいという事を表しています。
なので初心者でいきなりラリーがしたいという方はジュニア用のレッドボールやオレンジボールを使うとラリーがしやすくなります。
では、飛びやすい硬式ボールをどうやって飛びを抑え、コントロールするのでしょうか?
テニスのレベルが上がるにつれてスピン量は増えていく?
前項で硬式テニスのボールは飛びやすいという事を説明しました。
ということは、飛びやすいボールを狭いコートにコントロールすることが問われるのがテニスというスポーツの競技性という事になります。
そもそも、ボールを短く打つ技術とはどんなものでしょうか。
一つは弱く打つという事です。弱く打つことでボールの飛びを抑え、ボールを短くコントロールします。
しかし、弱く打つという事は相手に打ちやすいボールを供給するという事なので、レベルが上がるほど自分が苦しくなります。
もう一つがこの項でも言っている通り、回転(スピン)をかけることです。
スピンをかけることでボールがコートに収まりやすくなります。
さらにボールのスピードが上がるほどアウトする確率が上がりますので、レベルが上がれば上がるほどスピン量は増えていきます。
言い換えれば、スピンをかけて打てない状況に相手を追い込めばコートにボールを収めるために弱く打つしかありませんので、自分が有利に試合を進めることができます。
初心者でもスピンは必要?
レベルが上がるにつれてスピンをかけて打つことが重要になってくると説明しました。
では、少しラリーができるようになった初心者はどうでしょうか。
結論を言うと、どのレベルの人でもスピンをかけて打つ感覚は必要です。
ラケットの真ん中に当たり、前に飛ぶようになったあとは誰しもがスピンをかけて打ちましょう。
なぜ初心者にもスピンが必要かというと初心者は狙って弱く打つことが難しいからです。
短く打つためには弱く打つか、スピンをかけて打つかですが、弱く打つという事は相手のボールの勢いを殺すという事です。
そのためには力を抜くことが必要です。
しかし、初心者には力を抜いて打つという事が難しいです。
うまく打ちたいという気持ちが力みに繋がり、余計な力が入ってしまいます。
力を抜いて打つことは技術が上がるにつれて自然にできていきます。
力を抜いて打てるようになったという事は自分が上達をしたという証拠です。
なので力んでしまい力が入った状況でもアウトしないスイングが必要となってきます。
それがスピンというわけです。
力んでしまい、本来のスイングができなくてもスピンさえかかっていて、短く打てればごまかしがききます。
この誤魔化し力がテニスには必要です。
また、短く打つことを問われるテニスという競技において、短く打つことをベースとして考えていれば上達していったときにコートの深くにコントロールすることが容易になるというメリットがあります。
なので、初心者から初中級者までの人もスピンをかけて打つという技術が必要となるのです。
まとめ
これまでの事から球技としてはコートが狭く、その狭いコートにコントロールする競技がテニスという事です。
ボールスピードが上がるほどアウトの可能性も上がるので、よりスピンをかけて打つことが重要です。
しかし、上達してからスピンをかけて打とうとするとその際に打ち方を変えなければいけなくなりますので初心者のうちからスピンを意識したスイング、技術を身につけていきましょう。
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