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バックボレーの振り遅れの原因と対策

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2024.05.30

232期中上級3週目のテーマと
球出し打ちまくり1.2週目のテーマが
バックハンドボレーの振り遅れ対策となってますので
今回はその解説をしていきます。

前回のフォアハンドボレー同様
チャンスボール強打でアウトしたなら
振り遅れの可能性大です。

振り遅れの原因も先端の遅れで
コブシの位置は正常の場合が多いです。

フォア同様平行移動スイングを推奨しますが
フォアとは違い打球方向にスイングする要素が少ないので
バック側は少し分かりにくいです。

特にバックは力が入りにくいと感じている方が多いので
先端を後ろから前に動かす事で威力を出そうとしがちです。
このスイングだと必ず振り遅れるという事はありません。
タイミングが合うと爽快感が伴う気持ちいい打球感で
威力抜群なボールを打つ事もできます。

しかし、
フォームの中にアウトする要素は多く含まれるので
確実にミスのリスクは高いです。

そして何より、
切り返しの時間が長いのと反動が使えないので
筋肉に掛かる負担が大きくなります。

今回の記事内容は振り遅れ予防がメインになりますが
同時に楽に威力を出す方法にも繋がります。

非力な方でも楽に威力を出せるようになります。
楽に威力が出るという事は
身体に掛かる負担が少なく怪我のリスク激減です。

威力を出す為に無駄に身体を動かす必要も無いので
ショットの精度も上がります。

バックの振り遅れ予防は分かりにくい部分がありますが
メリット盛り沢山なので是非最後まで読んでいただき
分からない事があったら直接聞いてください👍

テイクバック

バックボレー

まずはテイクバックを説明します。

テイクバック完了時
ラケット面は打球方向に向けたいです。

(大変恐縮ですが画像は悪い例です)

右利きの場合
・左肘は身体に対して前に出す
・左コブシも身体に対して前に出す
・右脇は閉める
・右コブシと胸の間に空間を作る

右脇が開いて左脇が閉まる形をよく見ます。
そうなるとラケット先端が後方に行ってしまうので
振り遅れやすくなります。

正しい腕の形でテイクバックを行って
上体が半身もしくは横向きになっていないようなら
意図的に少しだけ横向きを作ります。

ただ、
ほとんどの方が半身にはなるので
上体の向きは意識しないで大丈夫です。

スイング方向

テイクバックが完了したら
スイング方向を整えます。

打球方向にコブシを突き出したい気持ちをグッと堪えて
ネットと平行にコブシを動かします。

打ち終わりは面を打球方向に残します。

横にスイングするのに前に飛んでいく理屈は
別記事に切り返しの説明がありますので
今回は割愛します。

コブシを打球方向に動かすと
止めで飛ばす感覚が分かりにくいですが
横スイングだと分かりやすいです。

余談になりますが
スイング中の左手の使い方は
気にしないで大丈夫です。

むしろ気にしない方がいいです。

テイクバックで左手を使えていれば
その場で止めるも後ろに動かすも
どちらも大差ないです。

その場で止める方が動かすよりも
スイングがコンパクトになる傾向がありますが
人それぞれの範疇です。

お勧めしないのは
背中側の意識です。
肩甲骨を寄せるとか
広背筋を動かすとか
体感部に意識が行くほど
体感部が力みやすく
パフォーマンスが落ちます。

横スイングが出来れば
自然と背中を使ってます。

背中側(体感部)が動かざるを得ない状況を
手先でコントロールする。
体感部を動かそうとしなくても
機能する状況を作らないと
オープンスキル競技でパフォーマンスを保てません。

バックボレーは得意ショットになりやすい

テイクバックとスイングの説明をしましたが
やってみると多少難しい部分があるかもしれません。

しかし、
テニスが習熟するほど
フォアボレーよりバックボレーの方が
得意になってきます。

フォアボレーは打球方向にスイングします。
これは分かりやすく威力を出す事が出来ますが
打ち込み続けるのが怖く感じる可能性があります。

ボールからラケットを逃がす要素が少ないので
飛び過ぎるのではないかと不安に感じやすいショットです。
これは、
フォアボレーがテニスにおいて
難しいショットとされている要因の一つです。

バックボレーは打球方向に対して横にスイングするので
ボールを押す感覚が少なくて済みます。
その為思い切ってスイングしやすいショットとされています。

不安感が少ないショットなので
試合などプレッシャーの掛かる場面で
パフォーマンスが落ちにくいです。

そして、
ラケットの切り返しと止めで飛ばす感覚が身に付きやすいので
力に頼らなくても強い球が打てます。
ミドルボレーなら
フォアボレーより簡単に速い球が打てるようになります。
非力な方はより顕著に感じる事が出来ると思います。

パフォーマンスが落ちにくく
楽にスピードボールが打てる
この2点が主にバックボレーの方が得意になる要因です。

是非お試しください😊

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