こんにちは!ワールドテニススクールのカズッキーです!
今回は【運動神経は作れる!】シリーズの第2弾として7つのコーディネーション能力の中でも、テニスというスポーツにおいて「勝敗を分ける鍵」とも言える、非常に重要な能力をピックアップして深掘りしていきます。
その名も「変換能力(へんかんのうりょく)」です!
前回の「バランス能力」についてはこちらをご覧ください。
「うちの子、足は速いんだけど、テニスの試合になるとボールに追いつけない…」
「急なチャンスやピンチに、体が固まってしまうことがある」
そんな悩みをお持ちの保護者の方、必見です!
変換能力を鍛えれば、お子様のテニスは劇的に進化します。
目次
1. 「変換能力」とは?——脳と体を直結させるスイッチ
変換能力とは、一言で言うと「状況の変化に合わせて、素早く動きを切り替える力」のことです。
テニスのラリーを想像してみてください。 相手が打ったボールが、自分の予想通りの場所にいつも同じスピードで飛んでくることは…まずありませんよね。
- 「深く来ると思ったボールが、風で急に短くなった!」
- 「右に動こうとした瞬間、逆を突かれた!」
- 「イレギュラーバウンドで、ボールが変な方向に跳ねた!」
こうした「予想外の事態」が起きた瞬間に脳が瞬時に状況を察知し、筋肉に「動きを変えろ!」と命令を出し、実際に体が動くまでのプロセス。
これが「変換能力」の正体です。
2. なぜテニスに「変換能力」が重要なのか?
テニスは「ミスのスポーツ」と言われるほど、状況が刻一刻と変化します。この変換能力が優れていると、以下のようなプレーが可能になります。
① 守備から攻撃への素早い切り替え
相手の強力なショットを必死に守っている最中、相手の打球が甘くなる瞬間があります。 変換能力が高い子は、守備の姿勢(耐える動き)から、コンマ数秒で攻撃の姿勢(踏み込む動き)へとスムーズに移行できます。この「攻守の切り替え」の速さが、ポイント獲得率を大きく変えるのです。
② 「ドロップショット」への対応
テニスで最も脚力と判断力を試されるのが、急なドロップショットです。 後ろで構えていたのに、急にネット際にボールが落とされる。この時、一瞬の戸惑いなく「前へのダッシュ」に体を変換できるか。これが、コートを縦横無尽に駆け回る「コートカバーリング能力」の正体です。
③ イレギュラーバウンドは「敵」ではなく「チャンス」
クレーコートやオムニコートでは、砂のたまりやラインの段差でボールが変な跳ね方をすることがあります。変換能力が鍛えられている子は、バウンドが変わった瞬間にラケットの面や足の位置を微調整できます。 「運が悪かった」で終わらせず、その場で対応して打ち返せる力。これはテニスにおいて圧倒的な武器になります。
3. 親子で、スクールで!変換能力を鍛える最強トレーニング
変換能力は、遊びの延長のようなトレーニングで飛躍的に伸びます。当スクールでも取り入れている、おすすめのメニューを3つご紹介します。
【トレーニング①】合図ダッシュ:反応の限界を超えろ!
これは、指導者や保護者の「合図」によって動きを決定するドリルです。
やり方: 子どもがその場で足踏みやジョギングをします。指導者が「笛」「拍手」「色(赤いコーンを指さす)」などの合図を出した瞬間、指定された位置(ラインやコーン)まで全速力でダッシュします。
アレンジ: スタートポジションを工夫しましょう。「うつ伏せから」「座った状態から」「ジャンプしながら」など。
テニスへの有用性: テニスの「スプリットステップ」からの第一歩を速くします。相手が打った瞬間(合図)に、どちらの方向に動くかを決める能力に直結します。
ポイント: 「タイミングをランダムにする」のがコツです。予測できない楽しさが、子どもの集中力を引き出します。 「今の反応、プロみたいに早かったよ!」「今の切り替え、最高!」と具体的な褒め言葉をかけて、モチベーションを爆上げしてあげましょう!
【トレーニング②】ミラーステップ:相手の心と動きを読む!
ペアになって、相手の動きを鏡のように真似するドリルです。
やり方: 2人で向かい合います。一方が「リーダー」となり、左右前後にステップを踏みます。もう一方は「ミラー(鏡)」となり、リーダーの動きを寸分違わず真似します。
応用編: 慣れてきたら、リーダーの動きを速くしたり、フェイントを入れたりして複雑にします。
テニスへの有用性: テニスは対人競技。相手のボディバランスや打球フォームを見て、次にどこへ動くかを予測し、自分の体を合わせる必要があります。ミラーステップは、この「視覚情報から運動への変換」を極限まで高めます。
ポイント: 最初はゆっくりでOK。「ピッタリ合ってるね!息が合ってる!」と褒めることで、子どもは「相手をよく見る」ことに自信をつけます。
【トレーニング③】マーカートレーニング:ラケットスポーツの真髄!
マーカー(目印)とボールを使った、より実践的なドリルです。
やり方: 地面に数個のマーカーを置きます。「赤のマーカーにはボールを置く」「青のマーカーのボールは回収する」といった法則を決め、素早く動いて作業を繰り返します。
テニスへの有用性: テニスは、走りながらボールとの距離を調整し、姿勢を低く保つスポーツです。このトレーニングの最大の鍵は「股関節からしっかり腰を落とすこと」
これができると、テニス特有の「低い打点」への対応力が劇的に向上します。
ポイント:まずは「利き手だけ」で行います。これはラケットを持つ手の操作性とフットワークを連動させるため。 次に、あえて「利き手と逆の手」でやってみましょう。こうすることで、脳の普段使わない部分が刺激され、体の左右のバランスが整います。この「器用さのバランス」が整うと、バックハンドの操作性や、体全体の安定感が驚くほど変わります。
4. 「変換能力」がテニス以外でも役に立つ?
今回ご紹介した「変換能力」を見てもわかる通り、テニスは単にボールを打つだけのスポーツではありません。
- 目で状況を判断し(視覚情報)
- 脳で瞬時に作戦を変換し(判断力)
- 筋肉に素早く命令を送る(反応力)
このサイクルを、1試合の中で何百回と繰り返します。 コーディネーショントレーニングを並行して行うことで、テニスの上達が早まるのはもちろんのこと、他のスポーツ、さらには勉強における「集中力」や「判断力」にも良い影響を与えることがわかっています。
ワールドテニススクールでは、こうした「運動神経の土台」を作る指導を大切にしています。 「うちの子、運動は苦手かも…」と思っている保護者の方こそ、ぜひ一度、変換能力を呼び起こすテニスの楽しさを体験させてあげてください。
子どもたちの動きが変わる瞬間。それは、未来が変わる瞬間です。
次回のブログでは、また別の「7つの能力」についてお話ししますね。どうぞお楽しみに!
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