こんにちは!ワールドテニススクールのカズッキーです!
【運動神経は作れる!】シリーズ第4弾!
前回の記事では、テニスの一歩目を速くする「反応能力」についてお話ししました。
今回はテニスのプレーに直結し、上達の鍵を握る「リズム能力」にスポットを当てて解説していきます!
「テニスは足で打つ!」という格言を聞いたことがありませんか?
上手な選手のプレーを見ていると、まるで音楽に合わせて踊っているかのように、常にリズムよく動いていますよね。
実は、この「リズム能力」こそが、子どものテニスを次のレベルへ引き上げる隠れた鍵なのです。
目次
1. テニスにおける「リズム能力」とは?
一般的にリズム能力というと、音楽に合わせてダンスを踊るようなイメージを持たれるかもしれません。もちろんそれも大切ですが、テニスにおけるリズム能力はもっと実戦的で、「一定のテンポで動ける力」と言い換えることができます。
リズム能力:一定のテンポで動ける力
さらに細かく言うのならば、ラリーの際に「一定のテンポを保ちながら、正確かつ効率的に体を動かすことができる」ということを指します。
この能力がなぜ重要なのでしょうか?
安定したストロークに直結する
テニスにおけるリズム能力とは相手がボールを打ってから自分が打ち返すまでの一連の動作を、毎回同じタイミングと流れで行うための能力です。このリズム感が良くなると、ボールに合わせるのが自然になり、ショットが安定します。
具体的には、ボールが飛んでくるタイミングを正確に予測し、
・次の動きへの準備 (スプリットステップ)
・ラケットを引く動作 (テイクバック)
・ボールを捉える瞬間 (インパクト)
これらの一連の動きをスムーズに、常に一定のテンポでコントロールできるようになります。
ボールの速さや深さが変わっても、この「一定のテンポ」を崩さずに動作を再現できるため、ショットの再現性が高まり、結果としてミスが減るのです。
俊敏なスプリットステップに不可欠
相手がボールを打つ瞬間に小さくジャンプする「スプリットステップ」は、次の動作への反応速度を速める重要ステップです。このステップを適切なタイミングで、かつリズミカルに行うことで前後左右のどんなボールに対しても素早く反応できます。逆にリズムが悪いとステップが遅れたり、着地後に体のバランスを崩してしまい、スタートダッシュが遅れてしまいます。
ラリー練習やステップワークのドリルでリズム感を意識的に鍛えると、フットワーク全体がスムーズになり、試合でコートカバーリングが格段に楽になります。
2. なぜテニスに「リズム」が必要なのか?
テニスの動作を分解してみると、「見る→判断する→動く→操作する」というプロセスを、1秒にも満たない一瞬で行っています。
この一連の流れをスムーズにつなぐ「接着剤」の役割を果たすのがリズム能力です。 例えば、プロの選手の動きを思い出してみてください。無駄な力が抜けていて、まるでダンスを踊っているかのように軽やかですよね。あれこそが、洗練されたリズム能力の賜物なのです。
リズムが整うと、脳からの命令が筋肉にスムーズに伝わるようになります。 これにより、無駄な筋力を使わずに効率よくボールに力を伝えられるようになり、疲れにくくなるというメリットもあります。
3. リズム能力を鍛える!おすすめトレーニング
では、どうすればこの「テニスに必要なリズム能力」を鍛えられるのでしょうか?
おすすめのトレーニングをご紹介します。どちらも特別な道具は必要なく、コートサイドや自宅でも取り組めます。
➀プロパルションランジ(ジャンプランジ)
これは、下半身の筋力と、動きの中でのバランス感覚、そして「空中での切り替えのリズム」を同時に養う優れたトレーニングです。
トレーニング方法:
1.足を前後に大きく開いてランジの姿勢になります。前足の膝は直角に曲げ、後ろ足の膝は地面すれすれの位置にします。
2.この姿勢から、両足で強く地面を蹴ってジャンプします。
3.ジャンプの最高到達点の空中で前後の脚を入れ替えます。
4.着地の時も、膝を直角に曲げたランジ姿勢に戻ります。
これを連続して、10〜20回行います。
テニスへの効果:
爆発的な瞬発力: ジャンプする動作は、テニスでボールを追いかける際の一歩目の「爆発的な瞬発力」に直結します。
スプリットステップの強化: 空中で姿勢を切り替える動きは、スプリットステップから次の動きへ移行する際の体重移動のリズム感を養います。
安定した着地: 着地時にバランスを保ち、次の動作にスムーズに繋げる練習になります。不安定な体勢からでも、すぐに安定したショットを打つための土台作りになります。
➁ラダートレーニング
ラダー(はしご状のトレーニング器具)を使ったトレーニングは、フットワークの基本動作をリズムよく行うための定番ドリルです。
トレーニング方法:
・ラダーのマス目を使い、様々なステップパターンを行います。最も基本的な「1マスに両足を一歩ずつ入れて一歩ずつ出す動き」や「1マスに片足ずつ入れかえる動き」などがあります。
・ポイントは、「速さ」よりも「正確さ」と「リズム」を重視することです。最初はゆっくりでも良いので、一定のテンポを崩さず、マス目を踏まないようにステップします。
・慣れてきたら、メトロノームや音楽に合わせてテンポを上げていくと、よりリズム感が養われます。
テニスへの効果:
細かなステップワークの習得: テニスでは、ボールを打つ直前に細かいステップで位置を微調整することが非常に重要です。ラダートレーニングは、この細かなステップを意識せずとも自然に出せるようにする効果があります。
敏捷性と協調性の向上: 決められた枠内で素早く足を動かすことで、敏捷性(アジリティ)と、脳からの指令通りに体を動かす協調性が高まります。
フットワークのリズム改善: 一定のリズムで足を動かし続けることで、コート内での動きに「流れ」が生まれます。ラリー中に常に足が動き、止まらない状態を作り出すのに役立ちます。
4.ゴールデンエイジにこそリズム感を!
特に5歳から12歳頃までの「プレゴールデンエイジ」や「ゴールデンエイジ」の子どもたちにとって、これらのトレーニングは非常に効果的です。 この時期は神経系が急激に発達するため、一度身につけたリズム感は「一生モノの財産」になります。
大人の方にとっても、リズムトレーニングは「脳の活性化」につながります。いろいろなステップに挑戦することで、脳と体の連携が再構築され、長年伸び悩んでいた技術が急に向上することもあるのです。
5. ワールドテニススクールで「動ける体」になろう
ワールドテニススクールでは、こうしたコーディネーショントレーニングの知見をレッスンの中にふんだんに取り入れています。「リズム能力」は、技術練習だけではなかなか身につきにくい、しかし非常に重要な要素です。 単にボールを打つだけでなく、ラダーやジャンプ動作を遊び感覚で取り入れることで、知らず知らずのうちに「テニスに必要なリズム」が身につくような工夫をしています。
「なんだか動きがぎこちないな」と感じたら、それは技術のせいではなく、土台となる「リズム能力」が眠っているだけかもしれません。 ワールドテニススクールで、音楽が聞こえてくるような軽やかなフットワークを手に入れてみませんか?
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