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230期球出し打ちまくり両手バック

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2024.02.29

レッスン内容テーマ

230期土曜球出し打ちまくりのテーマは
バックハンドストロークになります。

前回は片手バックハンドストロークの説明をしましたので
今回は両手バックハンドストロークの説明をします。

両手バックハンドストロークは
基本的にテニスで唯一両手で打つショットになります。

片手と両手の両方の打ち方があるラケットスポーツは
僕が知る限りテニスだけです。

ソフトテニス、バドミントン、卓球、ビーチテニス、スカッシュ、パデル
これらは基本的に片手打ちです。
その他多数あるんでしょうけど
両手打ちが存在するラケットスポーツは無いんじゃないかと思ってます。

ではなぜテニスには両手打ちが存在するのか
それはラケットの重さが関係しています。

これも僕が知る限りの限定的な情報ですが
ラケットスポーツの中でテニスラケットが一番重いです。

片手では扱いにくいので両手打ちが存在してるのです。

とは言っても
フォアストロークやスマッシュ・サーブは片手で打ちます。
片手でも扱えるけどバック側はギリ重くて扱いにくい。
このように微妙な重量になります。

ハッキリ言いますと
片手で扱えるので
両手で扱うには軽いのがテニスラケットになります。

スイング方法でラケットの重さは変わります。
フォアストロークでは
ラケット重量が腕に負担とならないようスイングするのもテーマになりますが
両手バックでは
軽いものを扱うにあたってどのように効率的にスイングするかがテーマになります。

軽く長いものは小手先でコントロールする

極端な話ですが
新体操のリボンをクルクル回すなら
リストワークだけで操作します。

全身の運動連鎖とか必要ないです。

子ども用のおもちゃのバットを大人が振るなら
身体を使わない方が速く振れます。

プラスチックで中が空洞になってる
軽いおもちゃのバットは
子どもには扱いやすく
手軽に野球を楽しめますが
大人が使うには軽すぎて上手く振れない場合があります。
主な原因は、
重い通常のバットと同じ身体の使い方をするせいです。
重さによって身体の使い方は変わります。
軽い程身体は使わない方が上手く振れます。
間違いなく片手の方が振りやすくなります。

しかし、
卓球などの短く軽いラケットをフルスイングする場合は
全身の運動連鎖が必要になります。

これは
ラケットの重さによる先端の遅れが発生しないので
コブシの移動スピードがそのままスイングスピードになる為です。

ラケットが長くなるほど先端の遅れが生じ
その遅れから一気にコブシを先端が追い越す際にラケットが加速します。
コブシの移動速度が多少遅くても
ラケット先端の加速がボールに伝われば
威力のある返球ができます。

テニスはこの加速を利用する方が効率が良いので
コブシを速く動かす努力より
回旋によるラケット先端の加速を重視した打ち方になります。

両手バックは
リボンやおもちゃのバットよりは重いですが
両手で扱うには比較的軽いラケットでこの加速を生み出します。

小手先操作がやりやすい程度に身体を使う打ち方になります。

言い換えると
小手先打ちを活かす為に身体が邪魔にならないよう動かします。

腕の切り返しで飛ばす

両手バック

ここからは少し具体的に打ち方を説明します。

テイクバック後スイング初動では
打球方向に対して利き手が前、反利き手が後ろです。
これは
グリップが先行して先端が遅れてる状態です。

この関係を打点直後に逆転させると
コブシのスピードを先端が追い越すので効率良く飛ばす事が出来ます。

利き手が進行方向に進み続けると
反利き手が利き手を追い越しにくくなります。
なので途中で利き手は止まる必要があります。
利き手が止まった瞬間
反利き手が利き手を追い越します。
ここが先端加速ポイントになります。

先端加速ポイントと打点のタイミングが合うと
楽にしっかり飛ばす事が出来ます。

反利き手が利き手を追い越す際
反利き手のコブシは進行方向に向くようにします。
反利き手はパンチする形になります。

そうなると必然的に身体は横向きから正面向きに回転します。
上体が回るスピードがスイングスピードになるのではなく
反利き手のコブシが前を向きやすいよう
窮屈にならない為に上体を回しします。

利き手を止める事でラケットの切り返し動作が生じますが
反利き手は前に移動してますので
止めるとは言っても利き手も前に移動します。

なので、
身体を回して両手で前に押すようなスイングに見えますが
実際は
利き手は途中で止めてるし
反利き手はコブシを前に向けてるだけだし
上体は邪魔にならないようにしてるだけです。

意図的に動かしてるのはあくまで手先だけです。

下半身に関しては
片手バック同様踏み込み足でタイミングを取り
つっかえ棒として状態が前に移動しないよう踏んばります。

ただ、
片手バックは利き手を背中側に動かしますので後傾に近くなりますが
両手バックは反利き手が打球方向に動くので
前傾に近くなってもかまいません。
でも、
重心は両足の中にあります。

確認方法

両手バック

身体や腕を頑張って動かしてスイングすると
切り返しの効果で飛んでるか実感するのが難しくなります。

まずは6割位の軽いスイングで
上の写真のように最後まで振らず
反利き手のコブシが前に向いてるあたりで
スイングを止めてみるのがお勧めです。

その状態で楽に飛ぶようなら
切り返しの効果が上手く利用できてます。

動作に慣れれば自然とフォロースルーは大きくなります。
途中で止めるコンパクトなスイングでそこそこ良い球が打てる
そういう状態を作ってみてはいかがでしょうか😊

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