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フォアボレーが振り遅れる原因と対策

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2024.05.29

232期中上級と土曜球出し打ちまくり1.2週目のテーマは
ボレーの振り遅れ防止になっております。

チャンスボールを打ち込んでアウトした場合
それは振り遅れの可能性大です。

振り遅れ以外にもアウトする原因はありますが
振り遅れが原因の場合が大半を占めるので
振り遅れを無くせば
チャンスボールの打ち込みでのアウトが激減します。

そもそも、
チャンスボールは打ちやすいボールになります。
その簡単なボールに振り遅れるというのは
フォームの中に振り遅れる要素が入っているということです。

振り遅れの要素を無くすだけで
安定感爆上がりなので
是非お試しください。

威力を出す方法や
回転の掛け方は
別の記事で紹介してますので
今回は振り遅れの予防方法に焦点を当てて解説します。

振り遅れ防止はボレーの最優先

テニスは短くコントロールする技術を使って打つ競技です。

例えば、
フォアストロークのオーバースピンでしたら
面が上を向く要素をフォームから無くす事で
短くコントロールする技術を向上させます。

では、
ボレーで短くコントロールする技術は
どのように向上させるか。

それは、
振り遅れる要素をフォームから無くす事で
短くコントロールする技術を向上させます。

スピードを出すとか
回転を掛けるとか
深く打つとか
浅く打つとか
その他全ての技術は
振り遅れの要素が無いという土台から
外れないようにする必要があります。

「振り遅れない」とは
ボレーの基本であり
一番重要な「技術の土台」になります。

振り遅れの原因

男性が考えている

簡単なチャンスボールなのに
なぜかアウトしてしまう。
原因は一体どこにあるのでしょうか。

チャンスボールの打ち込みで振り遅れてアウトする場合
大抵はインパクトでのコブシ位置は正常です。
腕の動き自体は振り遅れてはいません。

では、
遅れてるのは何か
それは、
ラケット面だけです。

ラケット面が正しい位置に到達するのが遅れている状態です。
言い換えると、
コブシ(グリップ)先行で先端が遅れてる状態です。
この状態の時間が長い程
振り遅れやすくなります。

この時間の長さはテイクバックに原因がある場合がほとんどです。

テイクバックでラケット先端を
打球方向に対して後ろに動かすと
スイングのほとんどが
コブシ(グリップ)先行で先端が遅れてる状態です。

スイング中は
先端の遅れが生じないよう
打球方向に対してラケットが平行移動させます。

テイクバックで
身体に対して前方
もしくは
打球方向に対して前方に肘が移動すると
上腕の可動域が少なくなるので
先端暴れる系の振り遅れやすいスイングになります。

このスイングは
リストワークを積極的に使わないと上手く打ちにくいです。

しかも、
リストワークを積極的に使うという事は
グリップ支点に先端を動かすので
余程習熟してないと
意図的な手首の柔らかい使い方を目指さないといけなくなります。

手首の柔らかい使い方は
習熟につれ自然と身につきます。
敢えて目指すと
先端暴れる系の振り遅れやすいスイングになります。

なので、
テイクバックは
肘を身体に対して右に動かします。
その際、
ラケット先端の移動距離が長くなると
遠心力が生じ力みやすくなるので
ラケット先端は残したまま
グリップを動かすイメージでテイクバックします。
スイングは
若干左側に向いてる面を開いていくイメージです。

フォアボレーはプッシュ系動作なので
曲げた肘を伸ばしながら打ちます。
打点後も面を打球方向に残す事により
手首を背屈させます。

これにより
手首を動かすことで威力を出すのではなく
手首を固定する事で威力を出すネガティブな動作を使う事ができます。

練習方法

フォアボレー

そもそもなぜ振り遅れやすいフォームになるかというと
手首を支点に先端を勢いよく後ろから前に動かすと
良い当りが出た時気持ち良く爽快感が得られるからです。

勢いの出し方として分かりやすいのも
無意識にやってしまう要因です。

この呪縛から脱却するには
先端を勢いよく動かさなくても威力が出るという
「打球感」を知る必要があります。

ラケット平行移動でも十分威力が出るという実感が
先端振り回し系スイングからの卒業に必要な事になります。

そして打球感を得るには沢山打つしかありません。

球出し打ちまくりで沢山打つのも方法ですが
自分で簡単に練習する方法があります。

それが、
平行移動スイングでラリー始まりの球出しをする方法です。

ほとんどの方が
手首支点で先端を後ろから前に動かす球出しになってます。

平行移動式スイングを練習しても
球出しで先端暴れる系スイングをしていたら
必要な「打球感」を得るのが難しくなります。

球出しの打ち終わりで
ラケット先端が前を向かないよう
打球方向に面が向いて打ち終わるよう気を付けて下さい。

この打ち方で自然と
「止めで飛ばす」感覚も身につきます。

是非お試しください👍

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