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土曜球出し打ちまくりフォアボレー応用

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2024.03.04

レッスン内容テーマ

230期土曜球出し打ちまくりの5,6週目のテーマは
「フォアボレー 基本と応用」となってます。

基本と応用を分けて考えるのは難しいですが
今回は、
少し難しいかなと思うものを応用とします。

全ショット共通ですが
難しい状況の時にこそパフォーマンスが発揮できるよう。
難しい状況の時に陥りやすい不具合を逆算した打ち方をするべきです。

前回の記事では
・アウトする要素をフォームから無くす
・コンパクトで楽に飛ばす
・腕に負担が掛からない打ち方
この3つをテーマに説明しました。
前回のブログ記事はこのリンクをクリック

この3つはフォアボレーに欠かせない要素なので基本としました。
ざっくり言うと下記の効能が狙いです。
・相手の速い球に力負けしてふかさない為
・攻めるボールを簡単に打つ為
・咄嗟のチャンスやピンチに対応する為
・面の暴れによる腕の負担を減らす為
・コントロール向上の為

そして応用は下記目次の3つをレッスンで行う予定です。
各項目を応用と表現するのは微妙ですが
上記3ポイントに加えて多少個別のコツがありますので
よかったら参考にしてみて下さい👍

ローボレー

テニスボール

ローボレーは
ただ打点が低いというだけなんですが
難易度高いと思われがちです。

いつもは良い感じに適当に打ててるのに
ローボレーになると途端に膝を曲げて丁寧に打つ。
みたいな。

フォアストロークで低い打点を打つ時
しっかり膝を曲げて丁寧に打つ人少ないです。
ストロークの低い打点同様何のプレッシャーも感じず
良い意味で適当に打てるようになりたいです。

ローボレーのポイントは以下の3つです
・ラケット先端を下げる
・横回転をかける
・肘を伸ばしながら打つ

ラケット先端を下げる

膝を曲げて腰を落として打つ方が丁寧で正解のような感じがしますが
まずはコブシを下げるだけで対応できるようになりたいです。

腰を落として打つのが悪いわけではありません。
しかし、
自分が前衛の時、相手ポーチが自分の足元に打ち込んできたとします。
一瞬の出来事になりますので膝曲げて腰下げてる時間的余裕が無いです。
コブシを下げるだけの対応を余儀なくされます。

また、
姿勢を低くすると目線の位置が下がります。
画面(視覚)のブレが生じるのでボールの認知が下がります。

次の項目にも繋がりますが
姿勢を下げるとラケットが地面と平行になり
横回転を掛けるのが難しくなります。
ラケット先端が下がっているから横回転が掛けられます。

そしてなにより
その姿勢はきついです。
楽して打つというとサボってるような感覚になるかもしれませんが
楽だからこそ余裕が生まれます。

コブシだけ落とすのは怠慢なイメージがあるかもしれませんが
コブシだけ下げて打てないと困るシチュエーションは確実にあります。
だったらいっその事全部コブシだけ下げて打つで良いんじゃないでしょうか👍

横回転をかける

右利きなら
右から左にラケットを動かして
明確に横回転を掛けます。

バウンドで曲がるくらいのしっかりとしたサイドスピンです。
これは、
ボールを曲げて相手が打ちにくくするという意味ではありません。
低い位置から打つので
ネットに近い程ボールを上に打たないといけなくなります。
その際、押し過ぎてしまうとアウトするので
スピードを出すのが怖くなります。
すると、
ローボレーになると途端にゆっくりな返球になる。
みたいな。

サービスラインくらいから打つなら
そこまでボールを持ち上げる意識はいらないです。
意外とスピード出してもコートに収まります。
スピードを出す事による恐怖感を和らげるのが
横回転を掛ける事による抜け感です。

尺屈によりスピードを出しますが
ローボレーでラケット先端を下げると
尺屈が抜け感にもなるので
スピードを出す動作が恐怖に繋がりにくくなります。

肘を伸ばしながら打つ

ローボレーは無意識にボールを持ち上げようとして
肘を曲げながらラケットを下から上に動かしがちです。

この動きを予防するのが基本で説明した
背屈させる事で肘を伸ばしながら打つ方法です。

基本通り打ちましょう!って事なんですが
ローボレーでは特に意識する必要があります。

ハイボレー

テニスボール

ハイボレーには大きく分けて2種類の打ち方があります。
通常のスイングを高い所で行う方法と
高い打点で手首を回旋させる方法です。

今回は前者の方法を説明します。

後者の打ち方は威力を出すのに効果的ではありますが
ラケット面の暴れを利用して威力を出すので
ミスのリスクも上がります。

そして、
今回はフォアボレーの基本を活かした打ち方を練習する事により
より一層基本を身に付ける事に注力します。

ハイボレーのポイントも基本通り尺屈と背屈です。
威力を出そうとして掌屈しがちなのを背屈で防ぎます。

威力に意識が囚われるので
打ち終わりを格好良くするのも有効です。

打ち終わりの形は
ミドルボレーの打ち終わりと一緒にします。
しかも、
しっかり背屈を行って格好つけます。

これにより
興奮して無駄にぶん回すフォームを防ぎます。

ドロップ

ボール

ドロップボレーは
ボールに威力を加える要素をフォームから無くします。

ボールを飛ばす要素はラケットの切り返し動作なので
先端の遅れを意図的に無くせば飛距離を短くすることができます。
なので尺屈は使いません。

そこにプラスしてアンダースピンをかけます。
ここで注意が必要です。
アンダースピンをかけようとして
スイングが速くなってしまうと短くコントロールするのが難しくなります。
スイングはあくまでゆっくりです。
スライス回転は面の向きで決まります。
ボレーは多少上向きなので
一生懸命ラケットを動かさなくてもスライスはかかります。

あとはタッチ感覚を養うよう沢山打つしかないです。

練習方法にも注意点があります。
ゆっくりなボールをドロップボレーするのは比較的簡単です。
速いボールほど飛びを抑えるのが難しいので
出来るだけ速いボールをドロップする練習をしていきましょう。

そしてもう一つ大事なのが
相手にドロップがバレない事です。

これはテイクバックで隠します。
通常通り身体に対して横に腕を動かすと
懐深い大きなテイクバックになります。
テイクバックが微妙にこじんまりしがちなので
普段より大きくテイクバックするくらいの意識で行いましょう😊

まとめ

以上がローボレー、ハイボレー、ドロップのざっくりな説明になります。
前回の基本の動作を少しだけ応用する部分もありますが
基本の動作をしっかり身に付ければ問題なく打てるショットです。

ローボレー、ハイボレーに関しては
相手がそこに打ってくれば強制的に使わざるを得ないショットなので
練習は必須になります。

ドロップは自信で使うかどうか決めるショットなので
チャレンジしないままでも問題なくプレーできます。
しかし、
決まればポイントを奪えるのも魅力ですが
タッチ感覚向上の良い練習にもなりますので
是非チャレンジしてください😊

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