本日のテーマは
「サーブを強化し安定させる方法」
になります。
強化、安定と言われると
フォームの変更や新たなテクニックと思われがちですが
今回は心構えだけでサーブを強化、安定させる方法になります。
理に適った打ち方にするのも方法の一つですが
今まで培った技術を活かせば
十分強化、安定が可能です。
レッスンで実際に多数の成果を見てきましたので
効果には期待してください👍
今回は主にファーストサーブの話になります。
簡単なポイント一つで実践可能なので
是非試して頂きたいのですが
なぜこんな簡単に成果が出るのか
なぜ試合では成果が出にくいのか
ポイントを解説していきます。
サーブはネットを越せばOK
結論から言いますと
サーブはネットさえ越せばいいんです。
サーブはサービスボックスに入れないといけない
という考えから抜け出せるかが重要になります。
もちろんルール上ではサービスボックスに入れないといけません。
サービスボックスに入れるという事は
ネットを越しサービスラインの内側にバウンドさせるということです。
非常に狭いところに打つ窮屈感を覚えます。
リラックスして!
とか
肩の力を抜いて!
とか
力まないで!
とかってよく言われると思います。
しかし、
狭い範囲に窮屈な感情を持って打つとなると
リラックス
肩の力を抜く
力まない
等とは対極の立ち位置に立つ事になります。
リラックスするには
リラックスを目指すのではなく
リラックスできる環境や思考に身を置く必要があるんです。
ネットを越す事だけに意識を集中する事ができれば
窮屈感から抜け出しやすくなります。
なので、
ネットを越せばいいというのを
リラックスを結び付ける努力は必要になります。
直線的なサーブで打つ
ネットを越せばいいと言っても
越す為に上に向かって打ってはいけません。
出来るだけ直線的な軌道で打ちます。
「ネットを越す直線的な軌道」
これではフォールトしてしまうのではないかと不安になると思います。
もちろんフォールトする事もあります。
人間なので全部入るわけではありません。
しかし、
今まで培ってきたサーブの経験から
フォールトする打球感には違和感を覚えると思います。
フォールトする打球感は気持ち悪く感じます。
この気持ち悪さは脳にとっても不快です。
打球感は主に脳がコントロールしています。
なので、
ネットを越すのは意図的にコントロールをして
フォールトしない軌道は脳にコントロールしてもらう。
そういうイメージです。
脳が打球感をコントロールしているという話が
よく分からない場合は
他の記事でも説明してますので良かったら探しまくって読んでみて下さい😊
ここまでの内容をまとめます。
1.サーブはネットを越す事だけを意識する
→リラックスに繋がりパフォーマンスを上げる
2.直線的な軌道で打つ
→脳がストレスを軽減しようとしフォールトしない打球感に収束する
(全てのサーブが入るわけではない。誤差は生じる)
それでは実際にどのように練習するのかを次の章で説明します。
練習方法と試合での心構え
普段ラリーを行う際
球出しはアンダーサーブのように下から出す事が多いと思います。
この球出しをサーブから行います。
もちろん
ネットを越す事に集中して直線的なサーブです。
フォールトする事もあるでしょう。
しかし、
試合で入れにいったサーブとは違い
フォールトの違和感をしっかり感じる事ができます。
この違和感、気持ち悪さを沢山経験する事で
脳が打球感を学習します。
スピードを抑えて入りやすい状況よりも
スピードを出して入りにくい状況の方が
打球感の違いをシビアに感じる事が出来るので
安定する為の打球感を得やすくなります。
受け手としても
フォールトを返球という難しい練習ができるので
win-winだと思って思い切ってサーブを打ちましょう。
加減しないでサーブを打つというだけで
サーブの威力が向上します。
試合もたまに特別ルールで行うといいです。
サーブは1本のみ
思い切って直線的なサーブを打つ
ミスしてもセカンドサーブは無し
ただしネットを越せばフォールト無し
このルールで試合をすると
結構な確率でサーブが入ります。
フォールトしてもリターンの練習になるので
全員が上達します。
この試合を実際行った動画を下に貼っておきますので
是非ご覧ください😊
最後に
試合での心構えを説明します。
試合ではどうしてもサーブを入れにいってしまいます。
練習とは緊張感が違います。
練習とは違った事をしがちです。
どうしても練習よりも結果にフォーカスしてしまいます。
しかしここでパフォーマンスを落としたくはありません。
練習の成果を是非出したいところです。
そこで
ネットを越すにプラスして
打点が低くならないように気を付けたいです。
サーブが入るかどうかは結果です。
結果から意識を遠ざけて
過程(やるべき事)に集中するのが
パフォーマンスを落とさないコツになります。
安心材料として
信頼できるセカンドサーブがあれば完璧ですが
セカンドサーブの打ち方の話は
また違う機会にしようと思います。
効果はありますので是非お試しください👍
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