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片手バックストロークの止めと振り抜き

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2024.04.01

タイムスケジュール

231期土曜1,2週球出し打ちまくりクラスのテーマは
バックハンドストロークの止めと振り抜き
となります。

今回は片手バックの説明をします。

突然ですが
片手バックの一番の強みって分かりますか?

強みを理解してないと
片手バックの技術論がブレます。

読み進める前に少しだけ考えてみて下さい。

というわけで

スィンキングターーーイム!

フォアハンドストロークや両手バックハンドストロークには無い強みになります。

よく、
フォアは崩れやすいけどバックは崩れにくい
とかって聞きますよね。
崩れやすい理由は
フォアは器用で色々な形で打てるけど
バックは不器用だから形が固定しやすい
みたいな感じだと思います。

しかし、
フォームが崩れにくい理由の本質は違うと思ってます。

そして、
崩れにくいから自信を持って打ち続ける事ができる。

これが片手バックの強みです
なぜそうなるのか。

それでは早速いきましょう!

片手バックの強み

スーパーマン

フォアハンドストロークで特に多くみられる現象が
打点近辺でラケットの平行移動です。

打点ではラケットが加速してる状態が好ましいので
肩の回旋と背屈による先端の加速が望ましいです。

でも怖くなっちゃうんです。
ラケットが平行移動してないと
ボールを捉えてられないような錯覚に陥ります。

プレッシャーの掛からない状態だと上手く打てても
試合などのプレッシャーが掛かる状態だと
無意識に先端の加速が無い打ち方になりがちです。
そうならない為に色々な工夫があるのですが
今回は片手バックがテーマなので割愛します。

片手バックは打点までに加速ゾーンがあり
打点後は回旋を止めた状態で振り抜きます。

その為打点後はラケットが平行移動する感覚で打てます。

フォアや両手バックでは恐怖感からなってしまう動作ですが
片手バックでは平行移動の感覚なので恐怖感が発生しにくいんです。

恐怖感による無意識の動作の乱れが発生しにくい。
なので、
一度しっかり打てるようになると再現性高く打ち続けられます。
これが片手バックの特徴で強みです。

振り抜き加速方法

前項で、
片手バックはラケット平行移動の感覚で打てるのが
インパクトに対しての恐怖感を軽減する。
というのを説明しました。

平行移動感覚はそのまま
先端を加速させる方法を説明します。

これはプラスαの技術だと思いますので
やらなくても問題ないです。

その技術とはズバリ
「打点後面を下向きにする」です。

下向きにすると先端が加速します。
しかし、
先端の加速は打点近辺では感じにくいので
ラケット平行移動感覚は残ります。

腕が速く動いてる状態での動作なので
細かくどのタイミングで下向きにするかは
人それぞれの感覚になります。

下向きはやらなくてもしっかり打てますが
・高い打点を打つ際
・パワー負けしそうな時
などに非常に有効なので是非お試しください。

更にプラスαのパワー強化

パワーを上げる方法ですが
特に筋肉は必要ありません。

更にパワーを上げるポイントを今回は2つ紹介します。

一つ目はテイクバックのやり方です。

左肘を上げてラケットを立てる

こうする事により
テイクバックが深くなります。
これだけで深くなるので
上体を捩じる意識は必要ありません。

人は体感部に意識が行くほど
パフォーマンスが下がります。

上体を意識的に動かそうとすると
必要以上に動かしてしまうので
遅れや力みの原因になりやすいです。

プレッシャーが掛からなく簡単なボール(球出しなど)だと
力がボールに伝わる感覚になり
しかも身体をしっかり使ってる感覚にもなるので
気持ちよく打てるかもしれません。

しかしテニスはオープンスキルスポーツです。
自分以外の外側の状態に合わせるのが一番重要です。

テイクバック時
左肘を上げラケットを立てるだけ
ラケットを立てるのも左手で行います。

たったこれだけで十分すぎる程テイクバックは深くなります。

そしてもう一つのパワーアップポイントは

クローズドスタンスで打つ

両足を結んだ線の延長線上が打球方向になるのを
スクエアスタンスと言います。

通常このスタンスで打つ事が多いと思います。

クローズドスタンスは
相手に背中が向くような状態になります。

背中を向けるのが重要ではないので
意図的に背中を向けて肩越しに相手を見る
とかは必要ないです。

クローズドスタンスだとパワーが出る理由は
スイング方向にあります。
背中側に腕が動くので
背中の筋肉をしっかり使えるのがパワーの秘訣です。

勿論この時も背中を意識する必要はありません。
クローズドスタンスで打てば勝手に背中を使います。

いかがでしたでしょうか。

まずは特性と強みを知る事が上達の近道です。
プラスαのポイントも説明しましたが
基本の打ち方は過去の記事でご確認ください😊

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