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サーブの基本のキ

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2024.05.13

タイムスケジュール

土曜球出し打ちまくり6週目のテーマは
サーブのスイングと回転になります。

今回は横向きキープで打つタイプの説明になります。

上体が回って正面を向く打ち方が悪いというわけではありません。
横向きキープでも打てた方が良い
という程度のものです。

ではなぜ横向きキープの打ち方が必要なのか
理由はいくつかありますが代表的なのは
・打点を後ろにする事ができる
これです。

打点を後ろにする事の利点を説明します。
今回は利点の説明なので
具体的な動かし方は後日解説します。

スマッシュで転ばない

ロブを浅く打とうとする人はいないので
ロブ=深い
となります。

なので、
スマッシュは基本的に下がりながら打つショットだと思って下さい。
たまたま下がらず打てる事があったらラッキーです。
スマッシュは下がる動作の練習とセットでします。

下がり方は通常、横向きキープで走るなってます。
正面向いて後ろ側に移動するより速く動けるからです。
確かに間違いなく速く動けます。
しかも習得も容易です。
少し練習すれば誰でも速く下がれるようになれます。

この時
横向きキープでサーブが打てない方は
転びやすく、転んだ時のダメージが大きいです。

後方に速く移動しているので
重心が後方にかかってます。
その状態で打ち終わりに正面を向いてしまうと
横向きから正面向きに身体が開きます。
かなり速いスピードの後ろ走りになります。
これが転びやすい原因です。

それでも打点を前に取れれば
重心が前になるので転倒回避の可能性は高くなります。

しかし、
ロブ=深い です。

重心が後方にかかってる状態で
正面向いて打点が後ろとなると
転倒一直線です。

しかも、
速いスピードで転倒すると
後頭部を地面に強打する可能性が高くなります。

最初から後ろ走りをしている場合
スピードが遅いので比較的転びにくいです。
転んだとしても
スピードが遅いので大怪我の可能性は低くなります。

とは言え
移動速度は速いに越した事はないです。

横向きで速く移動しても
打ち終わりが横向きキープ出来るなら
転ぶ可能性は非常に低くなります。

スマッシュの守備範囲が広がる

ロブ=深い
なので打点が後ろになっても打てる状態にしたいです。

打点で正面を向いていると
打球方向後方が背中側になりますが
横向きだと打点が身体に対して右側になります。

背中側だとあまり後ろで取れないし
手首を掌屈して打たないといけないので
腕に負担が掛かります。

それに対して横向きの右側処理だと
打点をかなり後方にする事ができ
腕の回旋で打てるので負担も少なく済みます。

横向きは正面より歩数に換算して1~2歩少ない移動で打てるし
移動スピードが速いので守備範囲がかなり広くなります。

回旋で飛ばす感覚を身に付けやすい

ボールを前方に飛ばす時
分かりやすく簡単なのが
腕を後ろから前に移動させる打ち方です。

この方法で飛ばすのが悪いわけではないのですが
以下の特徴が現れます。

1.打点が前になる
腕の動きは遅いので
スイングスピードが上がるまで助走距離を長くしないといけない。

2.ラケット先端が遅れやすい
コブシが前に移動する距離が長いので
グリップが先行して先端が遅れる時間が長い。

3.手打ちになりやすい
遅れたラケット先端を
掌屈により戻しがち。
掌屈終わりのスマッシュは手打ちになりやすい。

4.アウトしやすい
ラケット先端の遅れ状態で打つと
面が上を向いているのでアウトする。

5.スマッシュを打てる機会が少ない
打点を前に出来る程ボールの後ろに移動するのは困難。
打点を後ろにしてハイボレーで処理する事が増える。

代表的なのがこの5点だと思います。

この5点を克服するのが
横向き上振り方式です。

後ろから前に振る前振り方式の要素を無くし
コブシを上に動かすだけのスイングにすれば
前に振る要素が無いので回旋で飛ばす感覚が分かりやすいです。

回旋で飛ばす事ができれば
頑張って腕を動かさないで済むので
楽にシンプルにスイング出来ます。

しかも、
上から落ちてくるボールに対して
後ろから前に振るとミートが難しいです。
上から落ちてくるボールには
軌道に合わせて下からスイングする方が容易です。

前振りも上振りも下から上のスイング要素がありますので
せめて後ろから前のスイング要素は無くしたいです。

スマッシュはとにかく当てるのが難しいショットです。
前から飛んでくるボールは重力の影響を受けて減速します。
上から飛んでくるボールは重力の影響を受けて加速します。

その加速に対する練習は
高いロブで慣れるしかありません。
高いロブを沢山経験すると
それより少し低いロブが簡単に感じます。
高さに対して耐性が付いてきます。
スマッシュを打とうと思える高さの幅が広がります。

次回は具体的に身体の動かし方を説明します。

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