という話でしたが
今回はテニスは寿命が延びるよ！
という話です。
今回もお世話になるのは
アメリカ合衆国のテニス事業協会（TIA）がウエブサイト（playtennis.com）で2017年に公開 した 「テニスの効用トップ 10」
そして、
2022年2月12日に載った朝日新聞の記事を参考にして
テニスをすると健康になるという話をしていきます。
今回の内容も大人はもちろんですが
子供にこそ効果が大きい内容になってますので
その辺りを詳しく説明していきます。
心臓の強化
まず、
「テニスの効用トップ 10」より
② 長寿：週に３時間のテニスで心臓病のリスクを56％低減
③ 心臓・筋肉・骨の強化：テニスプレーヤーは心肺機能の低下リスクが最も低い
上記の効果について説明します。
一般の方はまず知らないであろうアメリカ合衆国のテニス事業協会（TIA）は
知られてないだけでかなり大きな組織です。
テニスについてのありとあらゆる研究をしてます。
そんなちゃんとした組織が正式に発表してるんですから
ちゃんとした調査の結果なんだと思います。
サンプル数と追跡年数もちゃんとしてるはずです。
②の心臓病のリスクが減る理由は僕なんかではよく分かりませんが
③についてははっきり分かります。
テニスはダッシュ＆ストップを繰り返す事により心肺負荷がかかる練習が多くなります。
心肺負荷が大きくなるほど息が切れるので
より大きく効率よく酸素を体中に巡らせる機能が鍛えられます。
酸素は血液によって体中に運ばれますので
酸素を取り込む肺の機能と
血液の流れを作る心臓の機能は
運動をしてない人と比べると段違いです。
大人になっても鍛えられますが
子どものうちに鍛えたら高スペックヒューマンとして
生涯どのスポーツに進んだとしても高パフォーマンスを発揮できます。
筋肉の強化
ここで言う筋肉の強化は
インナーマッスル（赤筋）です。
ムキムキ肉体美の筋肉はアウターマッスル（白筋）ですが
テニスをやってもムキムキにはなりません。
インナーマッスルを中心に鍛えられます。
子どものうちに鍛えるべきはインナーマッスルなんです。
インナーマッスルは骨の回りに付いてる筋肉で
身体を支える為の筋肉になります。
対してアウターマッスルはインナーマッスルの外側に付いていて
関節を動かす役割をしています。
急発進のダッシュや急ブレーキのストップを繰り返してるだけでも
身体のバランスを崩さない機能は鍛えられますが
更にテニスは急発進や急ブレーキ時にラケットをぶん回します。
ラケットと腕の遠心力も加わりより一層バランス能力が向上するんです。
このバランス能力はインナーマッスル強化によって向上します。
さらに、
インナーマッスルが鍛えられるとバランス能力が向上するだけではなく
生きてく為に必要なエネルギーを作り出す能力も向上します。
俗に言う「代謝の良い身体」っていうやつです。
赤筋と白筋という名称ですが
ホントに色が赤と白なんです。
筋肉が赤い理由はミトコンドリア（こいつが赤い）含有量の違いになります。
そして、
ミトコンドリアが生きてく為に必要なエネルギーを作るんです。
なので、
ミトコンドリア含有量が多いインナーマッスルが活性化することにより
「代謝の良い身体」になるっていう流れです。
アウターマッスルは大人になっても鍛えて増やすことが出来ますが
インナーマッスルを鍛えて強い身体にするには
子どもの時に鍛えるのが段違いに効果的です。
このインナーマッスル強化もハイスペックヒューマンになり
ハイパフォーマンスヒューマンの必須条件になります。
骨の強化
こちらも筋肉同様で
負荷をかけることで鍛えられます。
ダッシュしてブレーキかけてラケットぶん回して
っていう負荷に負けないよう骨の密度が濃くなり強くなります。
もちろん筋肉も骨もしっかり成長させるには栄養バランスの良い食事が大事です。
ミトコンドリアの細胞膜も骨も筋肉もたんぱく質が足りないと生成できないので
特にたんぱく質は多く摂る必要があります。
そしてこれらの効果もありテニスは最も長生きできるスポーツという研究結果が発表されました。
2022年2月12日に載った朝日新聞の記事によりますと
デンマークと米国の研究チームは
20代から90代の男女計8577人について
1991年から2017年まで25年にわたって追跡調査し
2018年に発表したとあります。
その結果が以下となり平均余命が何年長いかのランキングになります。
1位 テニス +9.7年
2位 バドミントン +6.2年
3位 サッカー +4.7年
4位 サイクリング +3.7年
5位 スイミング +3.4年
6位 ジョギング +3.2年
7位 体操 +3.1年
8位 ジムでのエクササイズ +1.5年
祝テニス優勝！
朝日新聞の記事によると肉体的要因以外にも余命を伸ばす効果があるので
それについては後日詳しく説明します。
というわけで
テニスって子供のころからやってると
スーパーハイスペックでウルトラハイパフォーマンスなヒューマンになれちゃいます。
しかも平均余命もダントツで長いです。
どうでしょう
テニスを子どもにやらせるという選択肢
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