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フォアボレーの基本

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2024.03.03

レッスン内容テーマ

230期球出し打ちまくりの5,6週目のテーマは
「フォアボレーの基本と応用」になります。

今回は5週目に行ったレッスン内容を説明します。

テニスのショット全般通じる考え方3項目のフォアボレー版です。
その3項目は下記目次の内容になります。

今回はその3項目の土台となる基本のキの解説になります。
では早速フォアボレーの3原則をいきましょう👍

アウトする要素をフォームから無くす

フォームから「無くす」と言ってますが
正確には「減らす」になります。

それでも「無くす」という表現をするのは
体感的には無くなるからです。
アウトする要素は威力を出す要素でもあるので必要です。
しかし、
感じる事が出来ない程の一瞬だけ
量もほんの少しあれば十分です。

その要素とは
「ラケットの遅れ」です。

テイクバックでラケット先端を打球方向に対して遅らせると
フォームにアウトする要素がてんこ盛りな状態になります。

そうならない為にテイクバックには注意が必要です。

遅れないようにしようとして
テイクバックでコブシを前に出すと
ラケットが遅れて上腕が外旋します。

テイクバック時点でラケットが遅れているので
スイング中のほとんどがアウトする面の向きになります。

しかも、
上腕が外旋するので動きにくくなります。

上腕が動きにくいので肘と手首を駆使して打つ事になりますが
肘は曲げ伸ばししかできないので
手首を最大限稼働する事になります。
習熟された手首の柔らかさがあれば何とか打てますが
上腕が動きにくい状態なので
手打ちになる条件が整ってしまっています。

球出しのような簡単なボールを返球する場合は
タイミングを合わせやすいので遅れの症状は出にくいです。
しかし、
相手の球が速かったり至近距離から飛んできたり
咄嗟のチャンスボールで強く打とうとするときなど
高確率で遅れの症状が出てきます。

また、
テイクバックでグリップが進行方向に移動すると
横向きが作りにくくなるので
意図的に横向きを作る必要があります。

咄嗟に打つ機会が多いボレーにおいて
意図的に身体の向きまで動かさないといけないのは
動作に意識が入り過ぎるので
遅れとパフォーマンスの低下に繋がります。

そこで推奨するのが
身体に対して横にテイクバックする方法です。

ラケットは構えの状態から平行移動させます。

それにより
ラケット先端がテイクバックで遅れる事はなくなります。
上腕も外旋しないので自由に動かす事が出来ます。
上腕が動けば手打ちにはなりません。
身体に対して横に腕を動かすと
大抵の人は無意識に横向き(斜め向き)を作ります。
身体の向きを意図的に作らないで済むので
パフォーマンスが落ちにくくなります。

身体に対して横に動かす要素があれば
多少コブシが前に行っても問題ありません。

コンパクトで楽に飛ばす

テイクバックでラケットを平行に動かし先端の遅れが無い状態にしたら
スイングもラケットを平行に動かします。

そうする事によって体感的にラケットの遅れはなくなります。

とは言っても必ず先端の遅れは生じます。
グリップ部が前に移動すると
ラケットの重さと長さの作用によって平行に動かす事は出来ません。
これにより「体感的には遅れないがボールに威力を与える状態」ができます。

この瞬間的に出来た遅れが戻る動きが切り返し動作になります。
切り返し動作中に打つ事が出来れば楽に威力あるボールを飛ばせます。

切り返し動作を作るのが尺屈になります。
ボレーの尺屈に関して詳しくは下のリンクでご確認ください。
フォアボレーの尺屈

瞬間的なラケット先端の遅れは背屈を作りますが
背屈してる感覚はありませんので
少しの尺屈だけでボールに威力を与えている感覚になります。

角度にして10度程度
手首の動く距離にして5cm程度
この程度の小さい止めの動作だけで飛ばしているので
非常にコンパクトなスイングで強いボールを打つ事が出来ます。

腕に負担が掛からない打ち方

打点後はしっかり背屈し打球方向にラケット面を残し
ネットと平行な状態で打ち終わります。
ラケット先端が前向きになりネットと垂直になると振り過ぎです。

ラケット先端が動くほどボールに威力が出ると感じがちですが
威力を出すのは尺屈の止めになるので動かし過ぎは禁物です。

テイクバックで身体に対して横に腕が動いてるなら
上腕は動きやすい状態です。
その状態で打点後背屈させると
上腕がしっかり動き手打ち防止になり腕に優しい打ち方になります。
プッシュ系動作が入れば尚いいです。

肘が伸びたままもしくは肘が曲がっていく打ち方になると
肩が上がり力みやすくなります。

例えば、
バスケットボールが飛んできたとします。
そのボールを手で払うとしたら掌底食らわすと思います。
フォアボレーは重いボールを打ち返すイメージでもいいと思います。

バスケットボールを手で払うなら
ボールに対してまっすぐプッシュ系動作で
手の平を当てるのが掌底になります。

いかがでしたでしょうか。
動作を文章で読むのは大変ですが
レッスンで言い続けますので安心してください😊
なぜその動作を行う必要があるのかを知るのは重要です。
何となく言われた形を再現するより
何の為にその動作をするのかの理解があれば
納得度合いが上がります。
レッスン中は動作中心の説明になりがちなので
ブログで動作の意味を理解していただけると嬉しいです👍

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