schedule テニスブログ

【テニス】振らないのに強烈!バックボレーを安定させる「ネットと平行」の法則

テニスブログ

2024.03.21

バックハンド系ショットについて僕が重要視しているのは
「楽に飛ばせるかどうか」という点です。

楽に飛ばす為には
ラケットの「切り返し」という仕組みを利用して打つ必要があります。

これは全ショット共通で言えることですが
特にバックハンド系においては
この「楽に飛ばす」感覚が上達の鍵を握っていると言っても過言ではありません。

ストロークでしたら
切り返しを使わなくても全身を動かして
スイングの助走距離を長く取れば
ラケットは加速させる事はできます。

もちろん、それでも切り返しのスピードには届きませんが
体感的に充実感があり
身体を使ってるような気分になるので
正しい労力であるかのような錯覚を覚えてしまうことがあります。

しかし、ボレーに関しては話が別です。
ボレーは咄嗟に返球しなければいけない状況が多く
飛ばす為の準備時間が極端に少ないことが多々あるからです。

なので、
スイングの助走距離を長く取れない場合が多く
そもそも助走距離を長くすると、いわゆる「大振り」になってしまいミスに繋がります。
そこで重要になるのが
今回の概要となる「テイクバック後の切り返し動作のみで打つ」という技術です。
これにより、コンパクトでありながら威力があるボールを打つことが可能になります。
プロ選⼿のようなキレのあるボレーを目指す方のために
バックボレーの基本のキを紹介していきましょう。
ここでは右利きを前提として解説しますので
左利きの方は左右を逆にして読み進めてください。

テイクバックは「後ろ」ではなく「横」が正解

まず、多くの人が陥りがちなミスとして
テイクバックを打球方向に対して「後ろ」に引いてしまうことが挙げられます。
これは
バックボレーが飛ばないという不安があると無意識に行ってしまう動作です。
「後ろに引いちゃいけない」という気持ちで
右手はギリギリ後ろに行かないよう堪えていても
無意識のうちにラケット先端が後ろに移動してしまい
ネットとラケットが垂直になってしまうような状態です。
これは、思考の序列の上位に「飛ばしたい」という欲求が来ていることが原因です。
逆に言えば、「飛ばない」と感じているからこそやってしまうのです。

さらに、後ろにあるラケット先端を前に移動させようとする動作は
筋力に頼ったラケット操作になりやすく
特に手首をこねて使う傾向があります。
こうなると手打ちになり
上手く打てないばかりか怪我の原因にもなりかねません。
たとえ先端が後ろに行くテイクバックでも
肩の回旋を上手く使えば打てなくはありませんが
ラケット面が打球方向とは違う方向を向いている時間が長いため
ミスショットの確率が高まります。
この打ち方は大振りになるのでお勧めしません。

ここで重要なコツとなるのが
テイクバックを「ネットと平行」に行い
ラケット面は左手でセットして打球方向に向けておくことです。
そうすることで自然と上体は半身になるので
意図的に横向きを作る必要がなくなります。
先ほどテイクバックはネットと平行と言いましたが
正確には「少し打球方向に対して後ろ」に移動します。
ネットと完全に平行にラケットを動かすと
身体の構造上、右脇が開いていってしまいます。
その状態からではスイングがやりにくいので
右脇は若干閉めたまま横にテイクバックします。
そうすると、意識的には横に動かしているつもりでも
若干斜め後ろに向かってテイクバックをすることになります。
右上腕が右胸方向に動くので
これが身体の機能を使った「深いテイクバック」になります。
この深さがないと、ラケット先端が勝手に後ろに行ってしまうのです。

ラケットの「切り返し」と「固定」で飛ばす

テイクバック完了の状態では、上体は半身になり
右コブシは正中(身体の左右の中心線)より左側に位置しています。
そこからスイングに入りますが
スイングもまたネットと平行に行うイメージです。
この時、右コブシが身体に当たってしまうので
無意識にコブシは上体を避けるために前に移動します。
これによりグリップが先行する形となり
ラケット先端には遅れが生じます。
その結果、ネットと平行だったラケットが、ネットと垂直に近い角度になります。

ここで重要なのは
意図的に角度を付けているわけではないので
生じた角度を感じ取ろうとしないのが正解だということです。
終始ラケットはネットと平行に動いている感覚を持っていると良いでしょう。
グリップが先行してラケットに角度が付いた状態で
ネットと平行にスイングし続けると
グリップは右方向へ移動していきます。
この時、遅れていたラケット先端は急激に前に向かって動こうとします。
これこそが、バックボレーにおける「切り返し動作」の正体です。
この切り返し中に打球することで、驚くほど楽にボールは飛んでいきます。

物理的にはラケット先端が後ろから前に移動しているので
そのまま行くと先端がグリップを追い越してしまいます。
そうなると大振りや手打ちになってしまうので
遅れた先端がグリップを追い越さないよう
ラケットとネットが平行になるところで角度を「固定」します。
この角度を固定するのに力を使うので
感覚的には「止めで飛ばす」となるわけです。
ラケットを動かすことに力を使うのではなく
固定することに力を使います。
固定に力を使うと
腕の表裏両方の筋肉を使うことができるので
腕への負担も少なく、無理なく楽に打つことができます。

今回は切り返しの説明がメインになりましたが
「ラケット先端を振らなくても強いボールが打てる」
という気づきがスイングをコンパクトにし
「前に振らなくても強いボールが打てる」という気づきが
横振りによる独特の「抜け感」だけに集中させてくれます。
この抜け感についてはまた別の機会に詳しく説明しますが
バックボレーが上手く打てない、強く打てない、コントロールできない
といったお悩みがある方は、まだまだ伸びしろがギュンギュンですので、ぜひ今回の内容を試してみてください👍

ワールドテニススクールでは随時体験レッスンを受け付けています。
道具が無くても気軽に始められますのでよかったらご利用ください。

平日土曜 9時から19時(火曜定休)
日曜祝日 9時から16時

お電話でお申込みができます。
お気軽にご連絡ください。

石井コーチのyoutubeはこちら

石井コーチのInstagramはこちら

ワールドのInstagramはこちら

この記事をシェアする