前回ストロークの基本事項を紹介しました。
超重要事項が書いてある前回の記事
↑まだ見てなかったらご確認ください😊
今回は具体的なテクニックの紹介になります。
今期の中級1週目のテーマもフォアストロークなので
フォアストロークのNG動作とその対策を書きましたが
その記事を更に詳しく解説していきます。
中級1週目のフォアストロークの記事
動作の説明を文章で表現しますので
分かりにくい部分があると思います。
疑問に感じたら遠慮なくコーチに聞いてください👍
初動をゆっくりにした手打ち
スピードを決める筋肉的要因は
初動と打点時の入力差になります。
どういうことかと言いますと
力の入れ方が10段階あるとします。
全然力が入っていない状態が1で
全力で入っている状態が10です。
初動が3で打点時7だと差分の4がスピードという事になります。
初動が6で打点時9だと差分が3になるので
全力に近い力の入れ方してるのにスピードが出にくくなります。
力んじゃダメっていうのはこれが主な理由になります。
そして、
初動どころか意図的に動かす動作は
終始ゆっくりが理想です。
力を入れるのは尺屈から動き始めて
撓屈で止める時です。
この止める動作が力強くなると
自然とスイングスピードが速くなります。
その時の角度は
尺屈3度
撓屈3度
程度です。
非常に小さく動かすのがポイントになります。
撓屈3度終了時はプッシュ動作完了時になりコブシは打球方向に向いています。
ちなみに、
プッシュ動作は手打ちにならないようにする補助的な動作の為
この動作もゆっくりがいいです。
となると、
尺屈3度から撓屈3度のリストワークだけで打つイメージになります。
これが小手先手打ちでいいという所以になります。
でも実際はプッシュ系動作を行う事で
上腕が大胸筋により動く。
プッシュ系動作がやりやすい身体の向きに自然となるので状態が動く。
以上により手打ちにはならない。
なので安心して小手先手打ちで入力差を活かした効率の良い打ち方にしちゃってください😊
面はずっと下向き
ラケット面は意識的にずっと下向きキープです。
尺屈から撓屈で止める際も下向きです。
なので、
下向きでインパクトする感覚になります。
ちゃんとインパクトしようとすると
どうしてもボールの真後ろを打つ感覚になってしまいます。
真後ろを打つと必ずミスるというわけではありませんが
アウトする要素がフォームに多数存在してしまいます。
そして、
背屈から掌屈に使ってしまいがちなフォアストロークを
背屈から撓屈という動きにするのも面下向きの意識が大きいです。
下向きだとネットを超えないんじゃないかという心配があると思います。
そんな時は、
下向き具合を少しづつ増やしてみて下さい。
(どうしてもネットしてしまうという方は
特有の原因があり
対処法がありますが
今回のレッスンでは対象者がいなかったので
今度別の記事で紹介します。)
面下向きに慣れると
アウトする恐怖から解放されます。
テニス人口の7割がプチイップスにかかっているというデータを見たことがあります。
真偽のほどは定かではありませんが
僕が見ててもプチイップスにかかってる
もしくは瞬間的にプチイップスにかかる方は多いです。
プチイップス対策にもなりますので
面下向きは是非ともチャレンジしてみて下さい👍
ワイパースイングとドリルスイング
過去に一世を風靡した打ち方で
「ワイパースイング」
というものがあります。
ワイパーのようにラケットを操作してスピンをかける
という打ち方です。
これは実際スローなどで確認すると
ワイパーのように動いているので
間違った打ち方ではありません。
しかし、
意図してその現象を再現しようとすると
背屈をキープして手首を回旋してしまいます。
やってるつもりはないけどワイパーになってる
これはいいんです。
ワイパーをやろうとすると以下の不具合が生じます。
不具合
1.ラケットが重い
2.背屈により肩がロックする
3.抜け感が出過ぎる
1.ラケットが重い
前腕とラケットに90度近い角度を意図的に作ってスイングすると
ラケットの重さが前腕にかかってきます。
これが単純に重いんです。
無理な負荷がかかったスイングになります。
そうなると怪我に繋がります。
2.背屈により肩がロックする
意図的に打点近辺で背屈を作った状態をキープすると
肩がロックします。
これにより肘の位置が固定されやすくなります。
肘の位置が固定されると肘から先の仕事量が増えやすくなります。
そうなると手打ちになる可能性が高まります。
手打ちになると怪我しやすくなります。
更に、
肩がロックしてる状態で上腕が無理に動くと
肩の怪我にも繋がります。
3.抜け感が出過ぎる
ラケットの打球面がインパクト中
打球方向に向いているので
ボールを押し出す要素が意図せず少なくなることがあります。
擦れた当りになりやすくなります。
緊張する場面
人はアウトに恐怖感を感じます。
アウトしないように振ろうとして
意図的なワイパースイングをすると
擦れすぎてネットミス・・・
これよく見るミスです。
以上の理由がワイパースイングを意図的に行うのを推奨しない主な理由になります。
解決策が
尺屈から撓屈にするスイング意識です。
前腕とラケットが一直線になるイメージでスイング出来ます。
実際は角度が付いてる状態でインパクトにはなりますが
意識の違いだけで前腕にかかる負荷が激減します。
そして、
インパクトで無理に背屈させないので
肩のロックがかからない事により腕の自由度が高く
手打ち予防と操作性の良いラケットワークに繋がります。
そしてそして、
ラケット先端が打球方向に向くので
擦り過ぎ予防にも繋がります。
ドリルスイングと呼んでるのは
前腕とラケットが一直線なってる状態で回旋する様を表していますが
無理やり回旋をしなくても大丈夫です。
まとめ
プッシュ系動作で初動をゆっくりにする事で
力の入力差を作ってスイングスピードアップ!
尺屈から撓屈の動作を小さくすることで止めの要素で打てる!
その際面はずっと下向き!
ドリルで負担なく効率的に打つ!
いかがだったでしょうか。
レッスンを受けてないと動作の説明が分かりにくいと思いますが
質問して頂ければ細かく丁寧に伝えます😊
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