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フォアストロークスピン打ち方

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2024.04.13

タイムスケジュール

今回は
フォアストロークでスピンが掛かりにくい人の矯正法を紹介します。

スピンが掛かりにくい原因は
心理的要因も大きく関係します。

前回のフォアスピンの記事を読んでから
今回の記事を読んだ方が理解が深まると思います。

下記のリンクで飛べますので是非読んでみて下さい。

フォアストロークスピン

スイングには数種類分類分けが出来ます

・飛びやすいけどスピンが掛かりにくい
・飛びにくいけどスピンが掛かりやすい
・飛びやすくてスピンが掛かりやすい

もちろん3つ目の
飛びやすくてスピンが掛かりやすい
そんなスイングを目指したいです。

スピンが掛からなくて苦しんでる人は
飛びにくいけどスピンが掛かりやすいフォームに
変更しようとする傾向があります。

ざっくり言うと
擦り上げるようなスイングです。

ここで前回の心理的要因が
スイングの変更を無意識に邪魔します。

飛ばす事が価値の序列の上位にあるので
球出し練習などの
簡単なボールでプレッシャーが掛からない場合は
何となく出来るようになります。

しかし、
ラリーや試合になると
飛ばそうとするので
変更前のフォームに戻ってしまいます。

ボールを飛ばす際
一番効率的に遠くに飛ばすには
ボールの下を打つ方が効率がいいです。

この打球感を再現しないと
脳が不安を覚えます。

これがスピンが掛からない原因である事が多いです。

そして、
往々にして
スピンが掛からないフォームには
手首や肘に負担が掛かる要因が含まれてます。

スピンを掛けるには
今までと全く違うフォームだと認知するくらい
大きく変更したうえで
ボールが楽に飛ぶ要素を入れる必要があります。

ここから具体的な動作を説明します。

背屈で飛ばす

背屈と掌屈の説明図

インパクト後背屈させる事で
肩からの腕の回旋による
ラケットの切り返し作用が生じます。

その切り返し作用で飛ばす事ができれば
スピンを掛けるのも容易になります。

ここで問題になるのが
ラケットを後ろから前に移動させて勢いをつけ
その勢いでボールを飛ばしてしまうと
背屈による切り返しが飛びに作用しません。

切り返しのタイミングが遅い
という状態になります。

対策として
後ろから前にラケットを移動さずに打ちます。

ラケットは下から上に振り上げます。

前に動かす要素が無ければ
切り返しで飛ばすしか方法はありません。

前に動かす要素を無くすために
振り始めの動作にもコツがあります。

上に向かって振るので
テイクバック後の振り始めは下に向かいます。

上の逆方向に反動をつけないと
下から上ではなく
後ろから上のスイングになります。

下に向かって反動をつけた後は
背屈させながら上に振ります。

これである程度しっかり飛ぶようになれば
切り返し効果が飛びに作用してる事になります。

地面反力を使う

利き手側の脚で地面を蹴って上に飛びます。

上へ向かうスイングをアシストするイメージです。

これは
上体を持ち上げる事で更なるラケットダウンが生じるので
下に向かっての反動が大きくなる為パワーが生まれます。

決して上体の持ち上げでラケットが持ち上がるわけではないですが
上体と一緒にラケットが持ち上がる感覚になっても問題ないです。

後ろから前にスイングする場合
下半身を上体の回転に使う感覚になると思います。
下半身によって腰が回る
みたいな。

やってはいけないとまでは言いませんが
意図的に腰を回すのは速度が遅く
動かし過ぎの身体の使い方は
振り遅れを助長します。

利き腕側の脚で上体を持ち上げるのは
利き腕側の股関節の解放により
一瞬で腰が回ります。

腰を回そうとしてないので
意識が体感部に行く事もなく
回転速度も速いです。

普段は
意図的に上体を持ち上げる必要はありませんが
身体を使って打つ感覚を知ると
無意識に自然と股関節を使うようになります。

身体は無意識に使ってる状態がベストなので
良い感じの小手先手打ちの手助けになります。

最終目的は恐怖感を無くす事

フォアストローク

後ろから前へのスイングは
打球方向に向かって力を入れるので
アウトするイメージと結びつきやすいです。

背屈による抜け感で
威力と回転をコントロールできれば
力を入れる方向が打球方向ではなくなるので
アウトの恐怖感を軽減できます。

アプローチなどは
短くコントロールする必要があるのに
スピードを出さないといけない場面が結構あります。

そんな時に
自信を持って打ち込み続けるには
技術とは別に
物理的な根拠も必要になります。

そして、
スイングの力の入れどころが背屈になると
「動かそう」とすることによる「力み」が生じにくいので
スイングが鋭くなります。

背屈は動作が小さいので
スイングがシンプルでコンパクトになります。

このスイングは俗に言う
縦振りやバギーホイップと呼ばれるものに近いです。
でも、
このスイングがデフォルトで
後ろから前に振る横振りの方が
特殊な打ち方だと思ってます。

当たり前に横振りが主流なのが
テニスを難しくしてる原因の一つだと考えてます。

ちょっと特殊な打ち方ですが
非常に使い勝手が良い打ち方なので
是非お試しください😊

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