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フォアボレーの打ち込み方

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2024.02.22

スケジュール

230期中級第3週目のテーマは
「フォアボレー打ち込み」となっております。

まず、
フォアボレーはテニスのショットの中でも
動作が難しい方に分類されています。

本能に赴くままのスイングと
やるべき実際の動作との誤差が
他のショットより大きい為です。

動作が難しいと言っても
差があるから正しい動作をやらないというだけで
動作自体は難しくありません。

興奮して本能そのものが出ないように作り込んでいきましょう😁

そして、
打ち込むという事は
チャンスという事で
攻撃できる状態を表します。

チャンス時は相手を苦しめる一手を打つべきで
チャンスなのに繋げてしまい相手に余裕を与えるのは悪手になります。

数多ある攻め方の中から
打ち込みを選択する場合
どのように打つと効果的かつ効率的かを紹介します。

まずは打ち込みに慣れる

テニスボール

チャンスボールを打ち込むのは簡単
というわけではありません。

打ち込んでいい条件が揃っているだけで
打ち込みは技術的難易度高いです。

なので、
全てが一発勝負の試合などでは
恐怖感が勝ってついつい繋げてしまいがちになります。

これに関しては
効率良く練習しようボレー編
こちらでも説明してますので良かったらご覧ください。

上記リンクで
「ポジショニングを下げて速い球を打つ」
というテーマがあります。

技術的に難しい事を練習では行う
という側面もありますが
速い球を打つ事に慣れるというのも重要です。

普段のラリー練習で繋げてばかりいると
いざ試合などの本番でチャンスボールが来た際
速い球を打つのが特別な事になってしまいます。

そうなると
力みや大振りという意図しないフォームに繋がります。

ボレーは速く打つのが当たり前
そうなると
技術的に難しい打ち込みのハードルを越えやすくなります。

コブシが動くとラケットは遅れる

女性のフォアボレー

テニスは全ショット共通で
「ラケットの切り返し動作」でボールを飛ばします。

ラケットの切り返し動作とは
グリップを支点にラケット先端が動く動作です。
フォアボレーを打ち込む際は特に重要な要素になります。

打ち込みとなると
ついつい力任せにコブシを動かしてしまいがちです。

コブシを動かすと
グリップが打球方向に動きます。
すると、
ラケットヘッドは打球方向に対して遅れます。

ということは、
コブシが動き続けると
ラケットヘッドが遅れ続けます。

ラケットヘッドが遅れた状態は
面が上を向くのでアウトしやすくなります。
これが大振りはアウトの基と言われる原因です。

しかも、
チャンスは咄嗟にきます。

咄嗟に来たチャンスに対して
咄嗟にテイクバックを行うと
ラケット先端が凄いスピードで後ろに動きます。
言い換えると、
凄いスピードで面が上向きになります。

これでは高確率でアウトするのを感じ取るので
全力で面を下向きに操作します。

この動作は手首を背屈から掌屈に動かす
俗に言う「こねる」になります。

こねるのは腕に負担が掛かるだけでなく
力が入りにくいので速い球が打ちにくいです。

背屈と掌屈の説明図

そして、
力が入りにくいので余計に力を入れてしまうという
無意識の力み連鎖に繋がります。

その力みは脇を締め上腕を止めてしまいます。
上腕が動かないから手打ちになって更に腕に負担が掛かる・・・
という手打ちの連鎖にも繋がります。

では実際どのようにすれば
ラケットの切り返し動作で飛ばせるのか
次章で具体的なテクニックを紹介します。

ラケットの切り返し方

テニスボール君

結論から言います。

切り返しでボールを飛ばすのに一番効果があるのは
「尺屈させる」
これです。

ちょっと背屈した状態で
10度だけ手首を尺屈させるのです。

手首を使う事に違和感がある方もいると思います。

しかし、
10度だけ動かすというのは
10度で止めるという事です。
これは止めで飛ばすに通じます。

図のように
尺屈は最大55度まで可動域があります。
その途中の10度だけ動かすので
実質10度で止めるになります。

止めるというのは表裏両方の筋肉が作用するので効率良く力がボールに伝わります。

詳しくはこちらの記事でご確認ください。
230期球出し打ちまくり内容


背屈から掌屈になるのがこねる動作となり
腕に負担が掛かるという事でした。

スイングが始まるとコブシが打球方向に進みます。
その際ラケット先端が遅れるので背屈が深くなります。
打球時に尺屈をする事により
深い背屈が浅い背屈に戻り固定されます。

ラケットの切り返し動作はしっかり行いつつ
腕の負担も無くなります。

掌屈もしくは背屈でも掌屈でもない状態まで手首を動かすと
上腕が止まりがちですが
背屈キープですと上腕が動きます。

上腕が動くことにより
腕全体でラケットワークをする事になるので
ラケットの自由度が上がり手打ちの予防にもなります。

背屈キープと尺屈を行うだけで手打ち予防になるので
意識的には小手先手打ちで十分です。

そして、
打ち込みとなると強く速い球を打つのですが
これは止めの強さで調整します。

強く止める程速い打球になります。

強く止めるとなると腕に負担が掛かると思うかもしれませんが
実際は逆です。

強く止められる程度のスイングに収束していきます。

最初のうちは
「こんなに軽く止めてるのにしっかりボールが飛んでく」
っていうのを目標に打っていきましょう!

段々止を強めていって
鋭い打球がデフォルトになるまで妥協せずに打ちまくりましょう😊

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