
目次
- テニスは「選択」の連続
- 2UPも「選択」の連続
- 「前に出る」ことが目的になっていませんか?
- そして、2UP最大の関門が「1stボレー」
- 「簡単なボール」を簡単に返さない
- 2UPは「相手の選択肢を減らす」ために使う
- 強いダブルスは「相手に考えさせる」
- だから「2人で一つの壁」を作る
- でも、ここでも「選択」が必要
- 「攻める」と「無理する」は違う
- だから、2UPでは「1球目」より「次の1球」が大切
- 「知っている」と「使える」は違う
- 「分かった」と「できる」は違う
- 今回のイベントでは、そこまでやります
- テニスは「選択」の連続だから面白い
- 2UPが強いのは「前にいるから」ではない
- 9月22日、2UPを「知っている」から「使える」へ
- 目指すのは「前に出られる人」ではありません
ダブルスで勝つ人は、毎球の「選択」がうまい
ダブルスで、
「2UPになれば強い!」
という話を聞いたことがあると思います。
確かに2UP(並行陣)は強い。
2人がネットに近づくことで、相手の時間を奪い、コートを狭く見せ、プレッシャーをかけることができます。
でも……
実際に2UPでプレーしてみると、
「あれ?」
となりませんか?
前に出た。
↓
足元に沈められた。
↓
1stボレーを何とか返した。
↓
……次、どうする?
(笑)
実はここに、
「2UPを知っている人」と「2UPでポイントを取れる人」の大きな違い
があります。
テニスは「選択」の連続
以前の「テニスのプロ論②」でも書きましたが、
テニスは、
選択 → 実行 → 結果 → また選択
の連続です。
どこに打つ?
どのくらいの高さ?
どのくらいのスピード?
攻める?
守る?
前に出る?
待つ?
一球打ったら、
また選択。
相手の返球を見たら、
また選択。
これを試合終了まで繰り返します。
だから、
テニスの強さは、
「どんなショットを打てるか」
だけでは決まりません。
むしろ、
「今、この状況で何を選ぶか」
が非常に重要です。
2UPも「選択」の連続
これを2UPに当てはめてみましょう。
「2UPになろう!」
と思ったら、
とにかく前に出る。
……ではありません。
大事なのは、
「前に出られるボールを選ぶ」
こと。
相手に余裕を与えたまま前に出れば、
足元に沈められる。
ロブを上げられる。
そして、
せっかく作った2UPが簡単に崩されます。
だから、
まず相手を苦しめる。
↓
前に出る。
↓
1stボレーを返す。
↓
ペアと連動する。
↓
さらにネットへ詰める。
↓
相手の時間と選択肢を奪う。
↓
浮いたボールを仕留める。
この一連の流れで、
初めて2UPが「攻撃システム」になります。
「前に出る」ことが目的になっていませんか?
ここは非常に大事です。
2UPの目的は、
ネットに出ることではありません。
ネットで、
ポイントを奪うこと。
です。
だから、
「ネットに出た!」
だけでは何も完成していません。
前に出たあと、
相手からどんなボールが来るのか。
そのボールをどう処理するのか。
ペアはどこにいるのか。
次にどこへ動くのか。
そして、
どこでポイントを取り切るのか。
ここまで考える必要があります。
そして、2UP最大の関門が「1stボレー」
2UPを使う上で、
非常に重要なのが1stボレーです。
ネットへ詰めている途中。
相手から、
スッ……
と足元に沈められる。
ここで、
「もっと強く返さなきゃ!」
と思ってしまう。
そして、
ネット。
アウト。
……。
終了。
(笑)
でも、
1stボレーの目的は、
一発で決めることではありません。
まず、
相手に攻撃を許さず、次のボールにつなげること。
これが大切です。
1stボレーを安定させる。
↓
もう一度前へ詰める。
↓
相手の時間をさらに奪う。
↓
ペアと連動する。
↓
相手が苦しくなる。
↓
最後に仕留める。
この流れを作ることが、
2UPの本当の強さです。
「簡単なボール」を簡単に返さない
ここで、
プロ論②の考え方がもう一度出てきます。
テニスでは、
簡単なボールを、
簡単な場所へ返すことは技術的には簡単です。
ミスもしにくい。
でも、
相手も簡単に返せる。
つまり、
ポイントを奪いにくい。
だから、
「入ればいい」
だけでは勝てません。
しかし、
だからといって、
毎球ものすごく厳しいコースを狙えばいいわけでもない。
リスクが高くなります。
そこで必要なのが、
「ポイントを奪えそうで、リスクが高すぎない選択」
です。
2UPは「相手の選択肢を減らす」ために使う
例えば、
アプローチで相手を苦しめる。
↓
相手の返球が限定される。
↓
前に出る。
↓
1stボレーを安定させる。
↓
2人でネットに近づく。
すると、
相手から見たコートがどんどん狭くなります。
「クロスに打とうかな……」
「いや、センター?」
「ロブ?」
「でもロブは短くなる……」
相手の頭の中に、
たくさんの選択肢が出てくる。
でも、
どれを選んでも苦しい。
これが、
本当に強い2UPです。
こちらが、
相手の選択肢を減らしているのです。
強いダブルスは「相手に考えさせる」
逆に、
こちらが2UPになっているのに、
相手が、
「とりあえずクロスに打てばいい」
「とりあえずセンター」
「とりあえずロブ」
と簡単に選べるなら、
2UPの強みを十分に使えていません。
2人が前にいる。
↓
でも隙がある。
↓
相手が自由に打てる。
↓
こちらが苦しくなる。
これでは、
「2人で前にいるだけ」
です。
2UPの本質は、
相手の時間と選択肢を奪うこと。
ここにあります。
だから「2人で一つの壁」を作る
そして、
もう一つ重要なのが、
ペアとのポジショニングです。
2UPの強さは、
「2人で一つの壁を作ること」
です。
相手がどこへ打ってきても、
お互いの位置関係でカバーする。
センターを簡単に抜かせない。
相手が苦しくなったら、
2人で一気に前へ詰める。
この連動ができると、
ダブルスは一気に強くなります。
でも、ここでも「選択」が必要
相手が苦しい。
↓
チャンスボールが来た。
↓
「今だ!」
これは、
攻める選択。
逆に、
相手が良い体勢。
↓
こちらが少し苦しい。
↓
無理に決めにいかない。
これは、
耐える選択。
つまり、
強いダブルスは、
全部のボールを攻めているわけではありません。
攻めるべきところで攻める。
待つべきところで待つ。
1stボレーでは、
無理をしない。
チャンスが来たら、
一気に仕留める。
この「選択」ができるから、
強いのです。
「攻める」と「無理する」は違う
ここも、
ぜひ覚えておいてください。
強く打つ。
↓
攻めている。
……とは限りません。
厳しいコースを狙う。
↓
攻めている。
……とも限りません。
逆に、
少し安全なコースへ返す。
↓
守っている。
……とも限りません。
例えば、
1stボレーで確実に深く返す。
これは、
一見すると地味です。
でも、
次のボールでさらに前へ出られる。
相手に攻撃を許さない。
ペアとの形を維持できる。
そして、
次のチャンスにつながる。
だったら、
これは立派な「攻め」です。
だから、2UPでは「1球目」より「次の1球」が大切
2UPでは、
一発で決めることばかり考えない。
むしろ、
「このボールを打ったら、次にどうなる?」
を考える。
アプローチを打つ。
↓
次に前へ出られる?
1stボレーを返す。
↓
次にもう一歩詰められる?
クロスへ打つ。
↓
相手の返球はどうなる?
チャンスボールを打つ。
↓
ペアはどこにいる?
この、
「次の選択」まで考えること。
これが、
試合で使える2UPを作ります。
「知っている」と「使える」は違う
2UPの動き方を、
頭では知っている。
でも試合になると、
前に出られない。
1stボレーが怖い。
ロブが怖い。
ペアとの距離が分からない。
チャンスになると、
急に全部決めたくなる。
……。
これ、
全部、
「知識」と「選択」がつながっていない状態です。
だから、
実際に、
打つ → 詰める → 1stボレー → 連動する → 仕留める
を繰り返す必要があります。
「分かった」と「できる」は違う
これは、
テニス全般に言えることです。
動画を見る。
↓
「なるほど!」
ブログを読む。
↓
「分かった!」
コーチの説明を聞く。
↓
「確かに!」
……。
でも、
試合になると、
できない。(笑)
なぜか?
選択を実際の状況の中でしていないからです。
テニスは、
毎球状況が変わります。
だから、
「正解を知る」だけでは足りません。
状況を見て、正解を選ぶ練習
が必要です。
今回のイベントでは、そこまでやります
今回の「2UP(並行陣)を極める」では、
単に2UPについて説明するだけではありません。
まず、
前に詰めながら打つ。
↓
アプローチから前へ出る。
↓
足元に沈められる。
↓
1stボレーを返す。
↓
ペアと連動する。
↓
さらに前へ。
↓
最後はネットで仕留める。
この流れを、
実際にコートで繰り返します。
さらに、
雁行陣vs並行陣のラリー。
そして、
サーブ・レシーブからの実践形式。
つまり、
「2UPを勉強する」のではなく、
「2UPでポイントを取りにいく」
ための練習です。
テニスは「選択」の連続だから面白い
結局、
テニスは、
毎球の選択です。
前に出る。
待つ。
攻める。
つなぐ。
1stボレーを安全に返す。
チャンスで仕留める。
センターを守る。
相手の選択肢を奪う。
そして、
また次のボール。
これを繰り返す。
だから、
試合に勝ったとき、
「よっしゃーーー!!」
より先に、
「……ふぅ。」
となることがあります。(笑)
だって、
もう選択しなくていいんですから。
2UPが強いのは「前にいるから」ではない
2UPが強いのは、
単純にネットの近くにいるからではありません。
相手の時間を奪う。
相手のコートを狭くする。
相手の選択肢を減らす。
こちらは、
ペアと連動して、
次の選択肢を増やす。
そして、
本当に取れる瞬間に、
ポイントを取り切る。
これが、
2UPという攻撃システムです。
9月22日、2UPを「知っている」から「使える」へ
今回のイベントでは、
2時間、
2面を使って、
2UPに必要な技術と実戦をみっちり練習します。
こんな方におすすめです
☑ 2UPになりたいけど前に出られない
☑ 前に出ると足元に沈められてミスする
☑ 1stボレーが苦手
☑ ロブが怖くて詰め切れない
☑ ペアとの距離感が分からない
☑ 2UPにはなるけどポイントが取れない
☑ ダブルスで「守る」だけではなく「攻めたい」
☑ 試合になると何を選べばいいか分からなくなる
そんな方には、
かなりおすすめです。
目指すのは「前に出られる人」ではありません
目指すのは、
「前に出るべきところを選べる人」
です。
そして、
前に出たら、
1stボレーを安定させる。
ペアと連動する。
相手の選択肢を奪う。
チャンスが来たら、
迷わず仕留める。
これができるようになれば、
2UPは単なる「陣形」ではなく、
あなたの武器になります。
9月22日(火・祝)「2UP(並行陣)を極める」
日時: 9月22日(火・祝)9:00~11:00
担当: 石井コーチ
コート: 4・5番コート
対象: 中上級以上
内容: ショット練習+ゲーム形式
参加費: 3,600円+税(3,960円)
募集人数: 12名
最低開催人数: 3名以上(開催日前日17時まで)
2UPを、
「知っている」
から、
「試合で使える」
へ。
そして、
「前に出るのが怖い」
から、
「今だ!」
と選べるダブルスへ。
9月22日、
2UPを武器に変えましょう。
……まあ、
全部のポイントを取りにいく必要はありません。
7ポイントあったら、
4ポイント取ればいい。
だから、
1stボレーで無理をする必要もありません。
チャンスが来るまで、
淡々と選択する。
そして、
来たら、
仕留める。
これが、
競技としてのダブルスです。
そして試合が終わったら、
「よっしゃーーー!」
の前に、
「……ふぅ。」
です(笑)。
テニス、
結構大変ですから。
カテゴリー
最新の記事
- 【テニス思考法】エースを狙うのは当たり前。では、その「エースを狙ってくる相手」にどう勝つ?
- 初中級・中級限定イベント「並行陣の基本のキ」に参加するか迷われているあなたに……
- 「ダブルスの悩み「ブレイクできない」を解消!『ファーストタッチで優位に立て リターン編』イベント開催!
- 【レッスン復習】球出し打ちまくり
- ミスを恐れず振り抜けるフォアへ!「威力と安定の両立」を目指す球出し打ちまくりイベント開催!
ワールドテニススクールでは随時体験レッスンを受け付けています。
道具が無くても気軽に始められますのでよかったらご利用ください。
平日土曜 9時から19時(火曜定休)
日曜祝日 9時から16時
お電話でお申込みができます。
お気軽にご連絡ください。
石井コーチのyoutubeはこちら

石井コーチのInstagramはこちら

ワールドのInstagramはこちら
