9月5日と12日の2回にわたって開催した、球出し打ちまくり「スマッシュ・ハイボレー・ちょこっとサーブ」が終了しました!
今回は、2週間かけてひとつのテーマをじっくり深掘りしていくスタイルでお届けしました。
今回は、1回目と2回目で「やること」を変えるのではなく、「深さ」を変えてステップアップしていく流れを作りました。
- 1回目(9/5) → まずは「当てる」ための土台を作る
- 2回目(9/12) → その土台を使って「効率よく飛ばす」へと発展させる
この2ステップで進めたレッスンの様子を、振り返ってみたいと思います!
目次
まずは「余計なことをしない」土台作りから
1回目で一番大切にしたのは、ラケットを大きく動かさないことです。
速いボールや深いロブが来ると、つい 「もっと引かなきゃ!」 「もっと振らなきゃ!」 と焦ってしまいますよね。
でも、そこでラケットを大きく動かしてしまうと…… 振り遅れる → 打点がズレる → ラケット面が暴れる → ミスをする という悲しい連鎖に陥りがちです。
そこでまずは、
- 前目にセットする
- ラケットを下げすぎない
- 余計なテイクバックをしない
- 面を安定させる
という、「ちゃんとボールに当たる状態」をしっかりと作りました。 これは、以前の記事でも紹介した「ミスを無くすフォアボレー」とも共通する、とても重要な考え方です。
👉 以前の「ミスを無くすフォアボレー」の記事はこちら
まずはこの土台をしっかり身体に覚え込ませるところからスタートしました。
「前目セット」+「腕の回旋」で飛ばす!
そして2回目は、作った土台をさらに発展させていきました。
前目にセットして面を安定させれば、ボールには確実に当てられるようになります。 でも、相手のロブが深くて自分が下がっているときや、もっと遠くへ強いボールを飛ばしたいとき、「面を合わせるだけ」では少しパワー不足になってしまいます。
そこでプラスしたのが、「腕を回す」という動きです。
「腕を前に力いっぱい押し出す」のではなく、「腕を回す(プロネーション)ことでラケットを走らせる」感覚ですね。
いきなりこの「腕を回す」動きをやろうとすると、手首をこねてしまったり、身体ごとグルングルン振り回してしまったりと、大混乱になりがちです(笑)。 だからこそ、まずは「余計な動きを減らす」土台を作ったうえで、「その小さな動きの中に、腕の回旋を加える」という順番で進めました。
「当てる」から「飛ばす」へ。 この順序を踏むことで、「なるほど、こういう風に力を持たせるのか!」と身体でスムーズに理解していただけたかと思います。
ハイボレーからスマッシュは「一本の線」で繋がる
この「腕の回旋」が分かってくると、ハイボレーからスマッシュまでが別々のショットではなく、ひとつのグラデーションとして見えてきます。
- ハイボレー:ほぼ回旋なし。前目セットで面を安定させる。
- ハイボッシュ:少しだけ回旋を加える。
- ハイマッシュ:さらに回旋を強くする。
- スマッシュ:しっかり回旋を使って叩く。
このように、「回旋の量が変わっていくだけ」と考えるとすごくシンプルになりませんか? 「これはハイボレー!」「これはスマッシュ!」と白黒はっきり決める必要はなくなるんです。
試合中、自分がネットに詰めながら高いボールを打つなら、前に進むエネルギーがあるから「ハイボレー」や「ハイボッシュ」くらいで十分。 逆に、下がりながら深いロブを打つなら、飛距離を出すために回旋を増やして「スマッシュ」にする。
「どのショットを打つか」ではなく、「状況に合わせてどれくらい腕を回すか」。 これが、今回のレッスンで一段深くお伝えしたかったポイントです。
スマッシュの「大きく振る」から卒業しよう
もう一つ、今回すごく重要だったのが「ラケットダウンをしない」ということです。
スマッシュというと、「ラケットを下げる → 大きく振り上げる → 思いっきり振り下ろす」というダイナミックな動きをイメージしがちです。 でも、実際の試合で飛んでくるロブは、「はい、今からゆっくり落ちていきますよー」なんて親切には教えてくれません(笑)。
思ったより速く落ちてくるボールに対して、一度ラケットを下まで落としてしまうと、振り遅れやフレームショットの大きな原因になります。
だからこそ、 「最初から高い位置にラケットを置いておく」 そして、 「必要な分だけ腕を回す」
このコンパクトな考え方が、実戦で使えるスマッシュのベースになります。
最後は「ちょこっとサーブ」にも挑戦
レッスンの最後には、この感覚を活かして少しだけサーブの練習も行いました。
名前こそ「ちょこっとサーブ」ですが、実はすごく重要なエッセンスが詰まっています(笑)。 スマッシュで掴んだ「高い位置にセットして、腕を回す」という感覚は、そのままサーブにも直結するんです。
「思いっきり前へ振る!」ではなく、高い位置でラケットを扱い、腕の回旋でボールを飛ばす。 この感覚を養っておくことが、将来的な回転系サーブの習得にもスッと繋がっていきます。
テニスは「なぜそうするのか?」で繋がっていく
2回にわたるレッスンを通じて体験していただいたのは、「新しい技術を次々覚える」ことではなく、「ひとつの基本を掘り下げて、他のショットへと繋げていく」面白さです。
前目セットという一つの土台から始まり、ハイボレー、ハイボッシュ、ハイマッシュ、スマッシュ、そしてサーブまで……全てが繋がっている感覚を味わっていただけたのではないでしょうか。
参加された皆さん、本当にお疲れ様でした!
次に試合で高いボールが飛んできたときは、「もっと振らなきゃ!」と焦る前に、ぜひ今回のレッスンを思い出してみてください。
「まず高いところに置く」 そして、 「必要な分だけ回す」
これだけで、「え? こんなに振らなくてもしっかり飛ぶの?」と驚くはずです(笑)。 その“効率よく打つ”感覚を、これからもぜひ実戦で活かしていってくださいね!
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